乳腺外科から美容外科へ｜患者さまに寄り添いながら理想の美を叶える

ーー最初に乳腺外科を選ばれた理由を教えてください 研修医のころ、上司から「君は手先が器用だから外科医に向いている」と勧められたことがありました。実際に外科手術が好きで興味があったため、外科医の道に進みました。 その中でも乳腺外科は、女性特有の疾患を扱う分野です。多くの乳がんの患者さまと接する中で、同じ女性として「誰よりも女性の気持ちを理解し、女性の力になれるドクターになりたい」と考えるようになり、乳腺外科を選択しました。 ーー八王子病院の乳腺外科から、美容外科に進まれた理由を教えてください 大学病院では、乳がんの患者さまの乳房摘出手術を担当する一方、乳房再建を希望する患者さまも多く診てきました。働いているうちに、保険診療内の乳房再建では美しさの追求に限界がある、という現実に直面しました。 自然で美しい乳房再建を提供できるようになりたい、と考えるうちに、美容としての豊胸に興味を持つようになりました。もともと、私自身が大学生の時に美容外科の施術を受けて以来、興味があった分野というのも大きいですね。 ーー乳腺外科の経験はどのように活きていると思いますか？ 乳房の解剖学を学んできたことから、複雑な他院修正や、乳がんの施術後の患者さまの乳房再建にも対応することができます。乳房再建を行うなら美容面もこだわりたい、という患者さまの理想に応えられるよう取り組んでいます。 ーーさくらビューティークリニックを開業したきっかけは何でしたか？ 大手美容外科で診療を行う中で、豊胸を得意とする女性ドクターの需要をひしひしと感じました。しかし、素材や機器に制限があったり、修正の施術をメニューに取り入れていなかったりと、もどかしい思いをすることが多々あったのです。「もっと乳腺外科医としての経験を活かした施術を提供したい」と思い、開業を決意いたしました。 ーー「患者さまの気持ちがわかる美容外科医」としてのモットーを教えてください 私はこれまで、美容外科施術を15回ほど受けています。施術を通じて自分に自信が持てるようになり、前向きな性格に変わることができました。一方、術後の辛いダウンタイムを過ごしましたし、期待通りの結果にならなかったこともあります。 施術の経験がある当事者として、患者さまの気持ちに寄り添い、期待に応えるドクターでありたいと考えています。

ーー施術で重視していることは何ですか？ 医療従事者としてとくに守らなければいけないことは、患者さまの安全だと考えています。 美容医療は健康な患者さまを相手にする医療です。患者さまの健康を損なうようなことが起きてはいけません。ドクター育成の際にも、安全かつ合併症リスクを防げる技術を身につけられるまで、細かく指導しています。 また、院内の安全対策のためのルール作成やスタッフの安全教育、定期的なルールの見直しも、もちろん行っております。 ーー美容外科で働く中で、苦労したことや嬉しかったことを教えてください 多くの指名をいただけるようになったとき、腱鞘炎になったり体力的に限界を感じたりと、身体的な辛さがありました。今では、技術面だけでなく自身の健康にも気をつけるようになり、安定して取り組めています。 嬉しかったことは、術後の患者さまの笑顔を見られた瞬間です。経過観察で何度かお会いしているうちに、ファッションやメイクを楽しむようになったり、アクティブになったりと、変わっていく姿を見られることがあります。 施術を通して患者さまの人生が前向きに変化したことを感じられる瞬間が、美容外科医としてやりがいを感じますね。 ーー豊胸において、先生が考える「美の基準」は何ですか？ 私が「美の基準」だと考えるのは、「生まれつきであるように自然に見える」「年齢を重ねても違和感がない」ことです。見た目だけではなく、動きや触り心地まで自然に仕上げるよう心がけています。 また、女性目線の自然で美しいデザインにこだわり、研鑽を重ねてきた結果、多くの患者さまに喜んでいただけるようになったと感じています。これからも、多くの患者さまを美しく、笑顔にしていけるよう邁進してまいります。

ーーカウンセリングで心がけていることを教えてください カウンセリングでは、施術に関係のないことでも、じっくりとお話を聞くように心がけております。まずは、患者さまと強固な信頼関係を構築することが重要だと思っています。担当ドクターを信頼できていると、余計な不安を感じにくくなるというのが、実体験から得た知見です。 また、理想とする仕上がりや、その背景にある想い、日常生活の様子なども丁寧に確認しています。患者さまの理想のイメージを細かくすり合わせ、納得したうえで施術に進んでいます。 ーーアフターケアや経過観察で心がけていることを教えてください ダウンタイム中は不安を感じやすい時期です。そのため、当院では、少しでも気になることがあれば相談できるよう、公式LINEを活用しています。術後は当院からもメッセージを送り、患者さまが正しいアフターケアを行えるよう、細やかにサポートいたします。施術をして終わりではなく、正しいアフターケアまで行うことが、より良い結果につながると考えています。 ーー印象的な患者さまとのエピソードはありますか？ 授乳後の胸の垂れに悩んでいて、診察さえも躊躇っていた患者様がいらっしゃいました。しかし、豊胸施術後、経過観察に来院されるたびに、ボディのメリハリがわかるお洋服に挑戦されていたりと、日に日に表情まで明るくなっていったりするお姿が大変印象的でした。美容医療によって自信がつき、行動範囲まで広がった患者さまを見て、まさに人生が変わる瞬間を共有させていただいたと感じ、執刀医として感無量でした。 ーー今後力を入れていきたいことやチャレンジしていきたいことを教えてください 今後は、技術力が高いことはもちろんのこと、女性の患者さまから多くの需要がある、ボディ専門の女性ドクターを集め、より質の高い女性専門クリニックを作っていきたいと考えております。 ーー貴院を検討しているトリビューユーザーの皆さまへメッセージをお願いします 当クリニックは、豊胸術において多くの症例数を誇っており、私だけでなくスタッフも含め、全員が豊胸術のプロフェッショナル集団です。乳腺外科で培った技術と知識を活かし、安全面に配慮しながら自然で美しい仕上がりを追求しています。 また、お身体のお悩みはデリケートで男性に相談しづらいことも多いかと思いますが、ドクターを含めスタッフ全員が女性で、女性ならではの視点で患者さまと向き合うことを心がけておりますので、豊胸に興味を持っている方は、ぜひ1度ご相談ください。 カウンセリングだけでもかまいません。皆さまのお悩みを解消できるよう尽力いたします！