麻酔のエキスパートとして痛みと不安に寄り添う｜織田先生の想い

ーー麻酔のエキスパートだと伺いました。どのように麻酔技術を学びましたか？ 学生時代の実習や講義の中で麻酔分野に興味を持ち、卒業後は大学の歯科麻酔学講座で10年以上勤務していました。その際、麻酔を使用した口腔外科手術や、小児患者さまへの全身麻酔など、さまざまな経験を積みました。 ーー実際に歯科医師として働き始めて、どのようなことを感じましたか？ 学生時代に学んだ知識と、実際の臨床現場での経験は大きく異なりましたね。特に麻酔は実践的な技術が重要だと感じました。また、不安を解消しながら施術を進めることの大切さをあらためて認識しました。いかに痛みやストレスを抑えられるかを重視し、細心の注意を払って施術に取り組んでいます。

ーークリニックには、どのような患者さまが多く来院されますか？ 当院には、幅広い年齢層の方が来院されます。口腔内のトラブルではなく、審美性を求めて来院される方も多いですね。また、引っ越した患者さまが、遠方から通い続けてくれることもあります。長くお付き合いできると、信頼関係を築けているようで嬉しいですね。 ーー痛みやストレスを抑えるために工夫していることを教えてください。 麻酔は痛みを緩和させるものですが、麻酔薬の中には不安を助長する薬剤もあります。当院では鎮静効果のある薬剤を用いるなど、局所麻酔でも細部までこだわっています。 また、恐怖心が強い方も受診しやすいよう、リラックス作用がある笑気麻酔を取り入れました。日本歯科麻酔学会認定医として、患者さまを痛みから守れるよう尽力しております。 ーー患者さまとのコミュニケーションで心がけていることはありますか？ 大切にしているのは「施術の前に患者さまとしっかり話す」ことです。口腔内の状態や必要な処置、予測されるリスクまで十分に説明します。納得いただいてから施術を進めることが私のポリシーです。そのため、初診はお話だけでも構いません。どんな相談であっても、患者さまと話し合うことを徹底しています。

ーー医療の現場では安全管理も重要ですよね。安全面についてどのような取り組みをしていますか？ 医療ミスを防ぐことが第一ですが、緊急時の対応方法も大切です。歯科麻酔の分野では、救急蘇生や心臓マッサージなどの技術を学ぶ機会が多くありました。いざというときに冷静に対応できるよう、学んだ技術や患者さまへの声かけを常に意識しています。 ーー院内でのスタッフや医師との連携についてもお聞かせください。 チーム医療を円滑に行うために、医師同士で積極的にコミュニケーションを取っています。サポートしてくれるスタッフとも、日頃から患者さまの施術に関する情報共有を習慣化しています。 また、新橋にある本院では美容外科も行っており、美容外科医と情報交換する機会も多いです。医療の質を向上させるため、部門を超えた連携を大切にしています。 ーー最後に、トリビューユーザーの皆さまにメッセージをお願いします。 麻酔技術を駆使するだけでなく、どのような施術でも痛みへの配慮を決して怠りません。長年の経験を活かし、丁寧に向き合っております。 また、痛みは緊張や不安によって強まることもあります。そのため、カウンセリングにてしっかりお話を伺い、不安を和らげることを心がけています。患者さまとの信頼関係を大切にして診療に当たっていますので、気軽にご相談ください。

※赤坂歯科診療所のインプラント（オステム）【光加速インプラントスピードヒーリング】は、1本275,000円（税込）です。リスク・副作用は、腫れ、痛み、知覚過敏、出血などがあります。詳しくはクリニックにお問い合わせください。