お話を伺ったのは…SEA CLINIC 理事長 沼澤 茂先生
金沢医科大学卒業後、ハワイ大学医学部医学科へ留学。
大手美容外科勤務、国外美容クリニックでの院長経験、国内美容クリニックでの統括院長経験を経て、2020年にSEA CLINICを開院。
沼澤先生

国内外の美容クリニックでの勤務を通じ、さまざまな国の方の施術を担当してきました。患者さまの雰囲気や表情に合わせた提案を行うことを大切にしています。
STEP 1|カウンセリング前に知っておきたい前提知識
顔の脂肪吸引で後悔を防ぐには、医師がどんな考え方で吸引量や部位を決めているのかを知っておくことが重要です。
吸引量や部位は、医学的な条件だけでなく、医師それぞれの美的感覚や考え方にも左右されます。
STEP1では、顔の脂肪吸引にまつわる前提知識を2つ紹介します。
①顔の脂肪は「除去しすぎないこと」が鍵
沼澤先生

脂肪を取りすぎると、骨ばった印象やコケ感が強調されることがあります。
とくに顔では「取らない判断」が必要になるケースも少なくありません。
皮膚の薄さ、脂肪の硬さ、真皮の質感は人それぞれ。これらを診察で見極め、適切な量を判断する必要があります。
②美的感覚には「合う・合わない」がある
沼澤先生

美しさの正解は一つではありません。
ナチュラル重視か、しっかり変化を出すかなど、医師の方針とご自身の理想の方向性が合っているかは重要です。
症例写真での確認はもちろん、理想のイメージを医師に共有して、美的感覚が近いかを確認しましょう。
STEP 2|クリニック・医師選びの基本
STEP2は、クリニック・医師選びです。
技術力はさることながら、「この先生なら任せられる」と思えるかどうかが大切です。
以下の3点に注目してみましょう。
①豊富な症例数を持つ医師を選ぶ
沼澤先生

顔の脂肪吸引は、前述の通り、単に脂肪を減らせばいい施術ではありません。
骨格・脂肪の厚み・皮膚の質感を踏まえた、繊細なバランス調整が必要です。
沼澤先生

とくにジョールファットやメーラーファット、ナゾラビアルファットは、取り方を誤ると不自然な輪郭になったり、老けて見えたりする部位です。
目安として、顔の脂肪吸引を年間1500件以上担当している医師であれば、技術が安定している可能性が高いと考えられます。
②口コミ評価と「人柄」をチェックする
沼澤先生

口コミは、その医師の施術を受けた患者さんの率直な声です。
仕上がりだけでなく、説明のわかりやすさや不安への向き合い方にも注目してみてください。口コミ数が極端に少ない場合は、評価の傾向がつかみにくい点には注意しましょう。
口コミのみで医師を決め切るのではなく、カウンセリングを受けたい医師に当たりをつけるのに活用するのがいいと思います。
③カウンセリングの丁寧さを重視する
沼澤先生

カウンセリングが流れ作業のように進む場合、満足のいく結果は期待しにくいものです。
希望や不安を丁寧に聞き取り、リスクや限界についてもわかりやすく説明してくれるかを確認しましょう。
その際、一方的に説明されるのではなく、対話を重ねながらイメージをすり合わせてくれるかどうかも重要です。
丁寧なコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、その人らしい理想像を引き出してくれる医師かどうかは、仕上がりを左右する軸になります。
STEP 3|カウンセリングで必ず確認したい5つのポイント
カウンセリングは、医師とじっくり話せる貴重な時間。
必ず確認するポイントを押さえておくことで、より納得感のある時間になります。
① 医師がどの程度の変化を想定しているか
沼澤先生

医師がどの程度の変化をゴールとして考えているかを確認しましょう。ナチュラルな引き締めか、輪郭が明確に変わるような変化かで、アプローチは異なります。
カウンセリングでは、
- この施術で、どの程度の変化を想定していますか?
- 見た目の印象は、どこが一番変わりますか?
沼澤先生

といった形で質問し、医師の考え方を確認しましょう。
② 理想のイメージをどこまで共有できるか
沼澤先生

「なんとなく細くしたい」「すっきり見せたい」だけでは、完成イメージに医師とのズレが生じやすくなります。
理想に近い写真があれば持参し、
- 写真のどの部分が再現可能か
- 再現が難しい部分はどこか
- 難しい場合、現実的な仕上がりとしてどんな代替案があるか
沼澤先生

を具体的に説明してもらいましょう。
説明を聞いたうえで、完成形が頭の中でイメージできるかどうかが、共有度合いを判断するポイントです。
③ ムラなく吸引できる技術があるか
【施術内容】頬広め&顎下3D脂肪吸引(麻酔込)、糸リフト10本
【価格(税込)】通常価格:715,000円 →モニター価格:572,000円 フェイスバンド代別途3,300円
【リスク・副作用】内出血、腫れ、赤み、むくみ、痛み、左右差、ひきつれ、傷跡、感染など
沼澤先生

均一な仕上がりは、麻酔液の入れ方、吸引層の選択、吸引の進め方など、複数の要素が組み合わさって実現します。
カウンセリングでは、
- ムラや凹凸を防ぐために意識している点
- 仕上がりに差が出やすい部分をどう調整しているか
沼澤先生

といった施術の考え方を確認しましょう。
細かい技術まで理解する必要はありませんが、説明が具体的で一貫しているかが判断材料になります。
あわせて症例写真で、輪郭のなめらかさや左右差が目立たないかもチェックしておくと安心です。
④ 吸引機器の挿入痕を目立たせない工夫がされているか
沼澤先生

挿入痕の目立ちにくさは、刺入位置・角度・縫合方法で決まります。
カウンセリングでは、
- どこから吸引するのか
- 傷を目立たせないためにどんな工夫をしているのか
沼澤先生

を具体的に確認しておくと安心です。
あわせて症例写真で、傷跡の位置や目立ち方もチェックしておきましょう。
⑤ アフターフォロー体制
沼澤先生

脂肪吸引は、施術当日だけで完結するものではありません。
- 腫れや左右差が出た場合の対応
- 経過観察の頻度
- 気になることがあった際の相談体制
沼澤先生

など、術後まで含めたサポート体制についても必ず確認しましょう。
ダウンタイム中の不安や小さな違和感に、どれだけ早く・丁寧に対応してもらえるかは、仕上がりへの納得感にも大きく影響します。
そのため、術後のフォロー体制が整っているかどうかも、後悔のない施術を受けるための重要な判断ポイントです。
STEP 4|脂肪吸引後のたるみ対策
「脂肪吸引をすると、たるんでしまうのでは?」
「症例では糸リフトやエンブレイスを併用していることが多いけれど、本当に必要なの?」
実際、顔の脂肪吸引の症例を見ると、たるみ対策の施術を併用しているケースは少なくありません。
しかし、誰にでも必要というわけではなく、顔の状態に合わせて判断することが大切です。
沼澤先生

脂肪吸引後にたるみが出るかどうかは、皮膚の厚み、脂肪の硬さ、真皮の質感など、複数の要素で決まります。
一人ひとり原因は異なるため、糸リフトなどの併用施術を行ったからといって必ずしもたるみを防げるわけではありません。
顔の構造や脂肪の状態はセルフチェックではわかりにくいもの。医師に触診で確認してもらうことが大切です。
STEP 5|カウンセリング後の判断軸
カウンセリング後、すぐに施術を決断する必要はありません。情報を整理し、本当に納得できる選択かを冷静に考えましょう。
沼澤先生

後悔する方に多いのは、安さやクリニック・医師の知名度だけで決めてしまうケースです。
一方で、満足度が高い方には共通点があります。
- 2院以上でカウンセリングを受けている
- 症例写真をしっかりと比較している
- 仕上がりを現実的に捉えている
沼澤先生

「この人なら任せられる」と思える医師と出会ってから検討しましょう。
後悔しないためには、準備と対話が重要
満足のいく顔の脂肪吸引を受けるには、事前の準備とカウンセリングでの丁寧な対話が欠かせません。
どれだけ実績のあるクリニックでも、仕上がりのイメージや美的感覚が十分に共有できていなければ、「思っていたのと違う」というズレは起こり得ます。
美しさの基準は人それぞれ。だからこそ、医師の考え方が自分の感覚と合っているかを見極め、焦らず納得できるまで情報収集やカウンセリングに行くことが、後悔のない結果につながります。