脂肪溶解注射(お腹)とは?ダウンタイム経過やメリット、デメリット、費用について。失敗しないため向いてない人も徹底解説!
脂肪溶解注射は、脂肪吸引と比較するとダウンタイムが短く比較的手軽に受けることができる施術です。
何回か注射をすることで少しずつボディラインを細くすることができます。
この記事の監修者:山本 祐未
S Beauty Clinic
2010年 国立大学法人 旭川医科大学 医学部医学科卒業、JA北海道厚生連 旭川厚生病院で初期臨床研修後、同病院で麻酔科勤務。2014年に大手美容クリニック勤務、都内分院院長を経て、2016年渋谷に医療痩身とアンチエイジングを専門とする「S Beauty Clinic」を開業。2010年 国立大学法人 旭川医科大学 医学部医学科 卒業
2010年 JA北海道厚生連 旭川厚生病院 初期臨床研修
2012年 JA北海道厚生連 旭川厚生病院 麻酔科 勤務
2014年 大手美容クリニック 勤務
2016年 大手美容クリニック 都内分院 院長就任
2016年 S Beauty Clinic 院長就任
このドクターについて詳しく見る脂肪溶解注射(お腹)とは
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射はメソセラピーとも言い、太ももやお腹といった脂肪のたまりやすい部位に数回ほど注射をすることで、ほっそりとしたラインにすることができる注射です。
ダウンタイムが少なく、術後はすぐに日常生活を送ることができるため気軽にダイエットをしたい人に人気です。
お腹の脂肪溶解注射について
お腹も脂肪がつきやすい部位のため、この部分のサイズダウンを希望する方はとても多いです。
一口にお腹といってもその部位は様々で、上腹部、下腹部、ウェスト、脇腹、腰などに分かれています。
比較的運動でサイズダウンしやすい部位ではありますが、効率的に痩せたい際には脂肪溶解注射がお勧めです。
脂肪溶解注射の主成分
製剤により様々な成分があります。
従来のフォスファチジルコリンを主成分とするものから(BNLS、BNLSneo、MITI)、第四世代の脂肪溶解注射と呼ばれるものはデオキシコール酸を主成分としています(FatX、LINE Fit、AQUALYX)。
また従来のフォスファチジルコリンと話題のデオキシコール酸をブレンドしたもの(ミケランジェロ)など、実に様々な種類が存在します。フォスファチジルコリンもデオキシコール酸も一切含まない、マンヌロン酸メチルシラノールという有効成分を含むものもあります(セルフェーズ)。
製造国や製造会社の違いにより、主成分の濃度の違いや、他の有効成分の種類や含有量の差により、痛みや腫れ、効果の違いがあります。
脂肪溶解注射のメカニズム
第四世代の脂肪溶解注射では、主成分のデオキシコール酸は脂肪細胞を小さくする効果に加え、細胞膜を破壊して脂肪細胞自体が分解され、吸収することで脂肪細胞自体を除去してその数を減らすことができます。
脂肪溶解注射(お腹)のメリット
半永久的な効果を得られる
食事制限や運動によるダイエットと異なり、脂肪溶解注射の場合は肥満の原因となる脂肪細胞そのものを溶解して体外に排出します。
脂肪細胞は成長期までは体内で作られますが、成人する頃にはほぼ一定の数を維持するため、脂肪細胞自体を取り除く脂肪溶解注射の場合、ほぼリバウンドすることがありません。
もちろん体重が急激に増えるなどで脂肪細胞の数は変わらないものの細胞自体が大きくなった場合はサイズアップしますが、通常の生活を送っていればほぼリバウンドすることはありません。
ダウンタイムが少ない
脂肪溶解注射の場合、脂肪吸引と異なりダウンタイムが短い点が特徴です。
種類によって異なりますが、術後の腫れは0日(ほぼなし)~1週間ほどになります。
たるみ予防にも効果的
脂肪吸引を行うとボリュームの減少はできるものの、皮膚を若返らせる要素はないため吸引後にたるみが出ることがあります。またお腹の場合は吸引後に凹凸やセルライトが目立つこともあります。
脂肪溶解注射の場合、種類にもよりますが、脂肪を減少させながら皮膚の引き締めも同時にできるものが多く、痩身効果とあわせてたるみ予防とたるみ改善効果も得ることができます。
脂肪溶解注射(お腹)のデメリット
体質によってはあまり痩せないことも
脂肪細胞を分解し体外に排出する脂肪溶解注射は、数回注射を行うことで痩身効果を実感することができますが、体質などによっては大きな変化を実感できないこともあります。
化膿、感染など
注射をした部分から菌が入るなどで、ごくまれに化膿や感染が生じることがあります。
術後数日が経過しても尋常ではない痛みや強い腫れ、熱感などが続く際には、できるだけ早く医師に相談するようにしてください。
脂肪溶解注射(お腹)の向いてない人
脂肪溶解注射は脂肪細胞を分解して体外に排出することによってサイズダウンをはかる治療法です。
そのため、筋肉や骨格が原因の部位には効果を発揮することはできません。
お腹が太い原因が、筋肉の発達によるものである場合や、内臓脂肪による内側からの張り出し、臓器下垂や便秘による下腹部膨隆は、脂肪溶解注射を何回行っても細くなることはありません。
脂肪溶解注射(お腹)のダウンタイム
術後すぐは多少赤みや腫れが生じますが、通常は数日程度でほぼ腫れは引きます。
第四世代の強い脂肪溶解注射の場合は1~3週間ほど腫れが長引く可能性があります。
少しずつ脂肪が溶解されて体外に排出されるため、効果をしっかり実感できるのは1~2か月程度後になります。
脂肪溶解注射(お腹)の注意点
注射部位に感染や肌荒れがある方、授乳中の方には行えません。
また、より効果をしっかり出すためには、術後に注射をした部位をマッサージすると薬剤が脂肪組織とよく混ざり、痩身効果をより実感することができます。
脂肪溶解注射(お腹)の流れ
医師による診察
注射部位を冷却します。(ご希望があれば、表面麻酔を行います。)
気になる部位に注射をします。
止血し、なじませて終了です。
脂肪溶解注射(お腹)の費用感
お腹についた脂肪のボリュームや痩せたいイメージによって使用する脂肪溶解注射の本数が異なります。
参考:1回30,000円~400,000円