あごヒアルロン酸注入とは?ダウンタイム経過やメリット、デメリット、費用について。失敗しないため向いてない人も徹底解説!
あごヒアルロン酸とは、あご先にヒアルロン酸を注入し、理想のあごのラインに整える施術です。
あごのラインを整えることで、輪郭がすっきりして知的な雰囲気になる他、脂肪吸引やえらボトックス等を行わなくとも小顔効果を得ることもできます。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のためアレルギー反応はほぼありません。
メスを使わないため、術後のダウンタイムも短い点が特徴です。
この記事の監修者:藤井 聡美
産業医科大学医学部卒業後、社会福祉法人聖隷福祉事業団聖隷横浜病院を経て品川美容外科へ入職。現在は品川スキンクリニック銀座院院長をしております。
女性であるからにはいつまでも若く、美しくありたいと望むことは当然のことだと思います。
しかし、仕事や家事、育児の両立で毎日大変ですよね。私自身も子育てしながら仕事をしています。同じように悩んで共感できる部分がたくさんあります。
美容医療は、大掛かりな手術でなくても少しの処置で驚くほど綺麗になれます。同じ女性として綺麗になる喜びを共有していけたら嬉しいです。まずはお気楽にご相談ください。2014年 産業医科大学医学部 卒業
社会福祉法人聖隷福祉事業団
聖隷横浜病院 勤務
2016年 品川美容外科 入職
2017年 品川スキンクリニック 銀座院院長
このドクターについて詳しく見るあごヒアルロン酸とは
あごヒアルロン酸注入は、大きな変化を加えるというよりも自然なボリュームアップに適した製剤です。
エステティックライン
鼻先、唇、あごのラインを結んだラインをエステティックライン(Eライン)と言い、このラインがまっすぐとした直線である時が最も美しいラインになります。日本人は骨格的にあごが引っ込んでいることが多く、Eラインが出にくいのが現実です。
クリニックであごにヒアルロン酸を注入する際には、このエステティックラインを意識して注入を行うことが多く、バランスが取れた横顔を作り出すことができます。
使用するヒアルロン酸について
あご先にヒアルロン酸を注入する際には、できるだけ密度が高くて硬いヒアルロン酸を使用します。
柔らかいヒアルロン酸は注入後に水分を吸収して膨張し、横に広がってしまうため、細いラインを作り出すことができません。
クリニックによって使用する製剤は異なりますが、クレヴィエルやラインフィール、ジュビダームビスタボリューマXCといった硬さに特徴があるヒアルロン酸を使用していることが多いです。
気になる際には事前に医療機関に確認するとよいでしょう。
ボリュームを出したい方向の調整が可能
あご先を前に出したい
あごが後退しているケースでは、前のほうにボリュームがでるようにヒアルロン酸を注入します。
あごを斜め下に出したい
あごが短い場合は、前方にボリュームを出しつつ斜め下方向にもボリュームを出すことで、細くすっきりとしたあごのラインにすることができます。
あごヒアルロン酸のメリット
アレルギー反応がなく安全性が高い
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、注入後にアレルギー反応が起きることはほぼありません。
元に戻すことができる
あごヒアルロン酸注入後、万が一注入前の状態に戻したいと思った際には、ヒアルロニターゼというヒアルロン酸を分解する成分を注入することでもとの状態に戻すことができます。
小顔効果もあり
ヒアルロン酸をあご先に注入することで、理想のラインになる他、立体的なフェイスラインになることで小顔効果も得ることができます。
あごヒアルロン酸のデメリット
元に戻る
ヒアルロン酸は、種類によって半年~2年程度で体内に吸収されます。しかし実際には、ヒアルロン酸は徐々に吸収されなくなっていくので、もっと早く減ってきたと感じる人もいるでしょう。
そのため半永久的な効果を求める際にはプロテーゼなどを挿入することをお勧めします。
あご先が横に広がることも
柔らかいヒアルロン酸を挿入するとあご先のラインがスッと尖らずに丸みを帯びた形になることがあります。
事前にどんなヒアルロン酸を使用するのか確認するとよいでしょう。
あごの形を整えるにも限界がある
あごが後退していて小さい人の場合は、ヒアルロン酸注入によってしっかり効果を出すことは可能ですが、欧米人のようなEラインに近づけるには限界があります。よりしっかりとした効果を出すには、骨を切ったりプロテーゼを挿入したりする方法が必要です。
また、あごの筋肉(オトガイ筋という口を閉じたときに梅干し皺ができる部分)が発達していると、ヒアルロン酸であごを出しても押し戻す力が大きくかかり、元に戻りやすい場合があります。このケースの対処法としては、同時にあごにボトックスを注入すると形が綺麗に出やすいです。
感染など
ヒアルロン酸注入時にばい菌が入るなどで、まれに感染が生じることがあります。
術後数日経過しても尋常ではない痛みや強い腫れ、熱感などが続く際には、できるだけ早く医師に相談するようにしてください。
あごヒアルロン酸の向いてない人
ヒアルロン酸は1年ほどで体内に吸収されます。
そのため一時的なものではなく、半永久的に効果を持続したいという際には、プロテーゼなど別の形であごのボリュームアップを行うとよいでしょう。
あごヒアルロン酸のダウンタイム
あごヒアルロン酸注入はメスも使用しないためダウンタイムが短い点が特徴です。
術後はメイクをして帰宅することができます。
場合によっては1週間ほど内出血や浮腫みが生じることもあります。
あごヒアルロン酸の注意点
ヒアルロン酸の種類があご先を整える施術に適していないものの場合、注入を行ってもあご先が尖らずに横に広がってしまうことがあります。使用するヒアルロン酸製剤は硬さのあるものを選ぶようにしましょう。
また廉価なヒアルロン酸を使用したり、同じ部分に多めにヒアルロン酸を注入してしまった際に、ヒアルロン酸が皮下でしこりとなってしまうことがあります。
できるだけ経験豊富な医師に注入してもらうようにすることが大切です。
あごヒアルロン酸の施術について
まずは診察で希望のラインについて医師に伝えます。
ご希望の方には麻酔クリームを塗布します。
患部を冷やしてヒアルロン酸を注入します。
ボリュームを出したい方向にヒアルロン酸を注入します。個人差はありますが、だいたい1cc程度のことが多いです。
患部を圧迫止血して終了です。
あごヒアルロン酸の費用感
使用するヒアルロン酸やクリニックによって価格がかなり異なります。
長期持続型ヒアルロン酸や硬さに特徴がある専用のヒアルロン酸の場合は価格も高くなる傾向にあります。
19,800円~150,000円