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タトゥー除去の失敗例とリスクとは?事前に理解を!

タトゥーは皮膚の奥深くの「真皮」に色を入れるため、除去するにはレーザーで色素が入った細胞を壊す、タトゥー部分の皮膚を切除する、皮膚を移植するなどの手術が必要です。 そのため、タトゥー除去にはそれなりのリスクが伴いますし、失敗する可能性もあります。そこで、タトゥー除去のリスクや失敗例などについて詳しく解説します。

久保田 なお医師

この記事の監修者:久保田 なお

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美容皮膚科・美容外科医として、医療行為として美を提供しています。美容など女性の悩みに関して相談にのっています。

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タトゥー除去の失敗例とリスク

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まずタトゥー除去の失敗例とリスクについてご紹介しますが、そもそも、タトゥー除去は何らかの形で皮膚にダメージを与えるリスクやデメリットが多い治療です。完全にタトゥーを入れる前の状態に戻すことはほぼできませんし、術後にここでご紹介するようなことが起きたとしても、失敗だとは言い切れないことを理解しておきましょう。

きれいに除去できない

タトゥー除去の方法のひとつであるレーザー治療ですが、レーザーは黄色などの明るい色に反応しづらいため、タトゥーの色によってはきれいに除去できないことがあります。また、彫りが深い、サイズが大きいなどの場合は、何度もレーザーを照射しなくてはならず費用がかさむため、きれいに除去できる前に資金面であきらめざるを得ないこともあります。 レーザーによるタトゥー除去が向いているのは、スジ彫りや小さなサイズのタトゥーなどになります。

色素が抜ける

レーザーによるタトゥー除去では、レーザーを当てた箇所の皮膚の色素が抜けることがあります(色素脱失)。原因はレーザーがタトゥーの色素に反応しすぎて、皮膚の色素細胞まで傷つけてしまうことです。 レーザーの出力を弱めれば色素脱失のリスクを下げることは可能ですが、出力を弱めると除去に時間がかかる可能性があります。さらに、色素脱失は治すことができないため、適切な出力に調節できる、知識と実績のある医師を選ぶ必要があります。

ケロイド状になる

レーザーや皮膚の切除、削皮でタトゥーを除去したあとに、患部がケロイド状になることがあります。ケロイドは傷が治る際に真皮が増殖しすぎることが原因で起こるもので、傷あとがミミズ腫れのように盛り上がり、かゆみや痛みを伴うこともあります。 ただし、ケロイドができるのは体質の問題であることが多いため、ケロイド体質だとわかっている場合は、治療前から薬を服用すれば予防可能です。それでもケロイド状になった場合はステロイド注射などで治療しますが、ケロイドは再発・悪化しやすいため、治療に時間がかかる可能性があります。

ひきつる

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切除術によるタトゥー除去では、切除した箇所に周囲の皮膚を集めて縫合するので、術後は多少なりともひきつれを感じることがあります。 縫合の際に余裕を持って皮膚を集めることで、痛みを感じるほどのひきつれは予防できるので、そうした配慮をしてくれるクリニックで治療を受けることが重要です。

血腫ができる

皮膚の切除や植皮のあとに、体内で出血して血の塊(血腫)ができることがあります。血腫ができるとひどい腫れや痛みが出たり、移植した皮膚が壊死したりすることがあるため、術後に異常を感じたら速やかにクリニックに連絡しましょう。 血腫は時間の経過とともに体内に吸収されることもあるのですが、場合によっては手術で除去する必要があります。

皮膚の壊死

植皮術で移植した皮膚が、うまく生着できずに壊死してしまうことがあります。もし皮膚が壊死してしまったら、再度植皮しなくてはなりません。壊死する前には血腫や化膿などの症状が出るので、その場合は速やかにクリニックに相談しましょう。 また、患部を激しく動かすなどして負担をかけると壊死が起こりやすくなるため、術後は安静にすることが大切です。

感染

どのタトゥー除去方法でも、術後に患部に菌が感染してしまうことがあります。傷跡の化膿、赤みや腫れ、悪臭や熱っぽいなどの症状が出た場合は感染している可能性が高いので、クリニックに連絡しましょう。 ただし、術後に処方された抗生物質は飲み切る、患部の保護テープなどを勝手に外さないといったことを徹底すれば、感染のリスクを下げられるため、術後の自己管理も大切です。

タトゥー除去のダウンタイムのリスクと注意点

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タトゥー除去では皮膚を切除したり削ったりするため、ダウンタイムが発生します。ダウンタイム中のリスクや注意点も知っておきましょう。

色素沈着

レーザーでタトゥーを除去すると、患部を守ろうとメラニン色素が生成され、色素沈着が起こることがあります。 術後は患部が赤くなり、その後かさぶたができて1~2週間ではがれます。この間に患部が青黒く色素沈着することがあるのですが、通常はしばらく経てば落ち着くので失敗ではありません。 ただし、落ち着くまでに紫外線を浴びると悪化することがあるので、患部に日光が当たらないよう注意しましょう。

傷口が開く

切除術後に縫合した箇所をぶつける、重いものを持ったり激しく動かしたりして負担をかけるなどすると傷口が開く恐れがあるので、術後1カ月は安静にしましょう。傷口が開いてしまったときはクリニックで再縫合してもらう必要があります。

その他

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その他にも、タトゥー除去後には以下のような症状が出ることがあります。 ・レーザー:水ぶくれ・赤み・かさぶたなど ・切除:むくみ・腫れ・内出血・傷あとが残るなど ・削皮・植皮:傷あとが残る 水ぶくれや腫れなどの症状は、通常術後数日~2週間程度で治まってきます。時間が経っても症状が治まらない場合は、クリニックに相談しましょう。

まとめ

タトゥー除去では皮膚がダメージを受けるため、術後にさまざまな症状が出るリスクがあります。それらのリスクについて事前に理解したうえで、除去するかどうかを決めることが大切です。 クリニックの対応次第でリスクが軽減できるので、タトゥー除去を行う際には技術と実績があるクリニックを選びましょう。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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