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フォトシルクプラスが反応しない?効果がない原因やリスクとは

フォトシルクプラスは、シミ(老人性色素斑)治療のために開発された光治療器です。シミが気になる箇所に波長(光の長さ)とパルス幅(照射時間)の長い光を当ててメラニン色素を分解することで、シミを改善します。 従来の光治療器よりもメラニン色素の分解促進作用が高く、皮膚の奥で眠っているシミ予備軍やくすみ、そばかすなどにも効果が期待できます。 しかし、フォトシルクプラスが反応せず、思ったような効果が得られないことがあります。それどころか、かえって症状が悪化するケースもあるので、施術を受ける前にフォトシルクプラスが反応しない原因やリスクについて理解しておきましょう。

久保田 なお医師

この記事の監修者:久保田 なお

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美容皮膚科・美容外科医として、医療行為として美を提供しています。美容など女性の悩みに関して相談にのっています。

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フォトシルクプラスが反応しない?効果が感じられない原因

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フォトシルクプラスが反応しない原因はいくつかあります。詳しく見ていきましょう。

色素が薄いと反応しないことがある

フォトシルクプラスは色素が皮膚の深い層にあり、表面で薄くぼんやりして見えるシミやそばかすには光が届かず反応しないことがあります。  色素が薄いシミには、より皮膚の奥深くまで届くレーザー治療のほうが効果が得られる可能性があるので、クリニックで治療方法についてしっかり話し合いましょう。

出力不足

フォトシルクプラスで照射する「UPL(U-Shape Pulse Light)」という光は、500~950nm、あるいは550~950nmの範囲で出力を調節できます。500~950nmは毛細血管に作用する波長、550~950nmはメラニン色素に作用する波長であり、効率的にシミやそばかすを解消するには、うまく波長を調節しなくてはなりません。 しかし、経験が浅い医師では調節がうまくできず、出力不足でシミが改善しないことがあります。

アザには反応しない

フォトシルクプラスは老化や紫外線によってメラニン色素が沈着した一般的なシミには効果が期待できます。 しかし、生まれつき、あるいは小さいころから皮膚の一部が茶色や黒になっているアザは、皮膚の深部に色素があってフォトシルクプラスの光が届かないため反応しません。そのため、アザ治療がしたい場合はより強いレーザーを使う必要があります。

フォトシルクプラスでシミが悪化することも

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フォトシルクプラスは施術中の痛みが少なく、ダウンタイムもほとんどない施術です。施術当日からメイクや洗顔、入浴などもできます。そのため、誰でも受けやすい施術ではあるのですが、リスクがゼロというわけではありません。フォトシルクプラスのリスクについて知っておきましょう。

一時的にシミが悪化することがある

初めてフォトシルクプラスを受けた場合に起こりやすいのが「黒うき」。これは、施術前よりもシミやそばかすが黒くなり、かさぶたのようになるものです。 一見症状が悪化したように見えますが、シミがフォトシルクプラスの光を吸収して起きる現象であり、1週間程度で治まってくるので心配はいりません。黒うきの下には新たな皮膚が生まれており、デリケートな状態になっています。無理やり取ると傷が残ったり、化膿したりする可能性があるので、勝手にはがれ落ちるまで待ちましょう。

肝斑に照射すると悪化することがある

30代後半~50代ごろにかけて、女性ホルモンの乱れによってメラニン色素が多く生成され、「肝斑」というシミができることがあります。肝斑は刺激や紫外線などによって濃くなる性質を持つため、フォトシルクプラスの光の刺激で悪化することがあります。 そのため、肝斑なのか通常のシミなのかを正確に見極められるクリニックで診断を受けることが大切です。

やけどのようになってしまう

フォトシルクプラスの光はメラニン色素に作用するため、日焼け後など皮膚が黒くなっているときに施術を受けると、皮膚が大きなダメージを受けることがあります。施術箇所がやけどのようになることもあるため、日焼け後などは施術を避けましょう。 軽い日焼けでもダメージが出ることがあるため、皮膚の状態を見て施術の有無や出力を決められる経験豊富なクリニックに行くことが重要です。

顔がはれてしまう

光アレルギーがある人がフォトシルクプラスを受けると、施術後にアレルギー反応が出て顔がはれてしまうことがあります。 自分でアレルギーがあるかわからない場合は、アレルギーチェックのためにテスト照射ができるクリニックを選ぶのがおすすめです。

フォトシルクプラスとフォトフェイシャルの違い

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シミに効果が期待できる光治療器として、フォトフェイシャルも有名ですが、フォトシルクプラスとは照射する光の種類が異なります。
フォトシルクプラス:UPL(U-Shape Pulse Light)という光を、500~950nm、あるいは550~950nmの範囲で調整して照射する
フォトフェイシャル:IPL(Intense pulsed light)という光を、515~1200nmという幅広い範囲で調整して照射する
フォトシルクプラスの光は波長の幅がせまいためやけどを起こしにくく、さらにシミ治療に特化して開発されているため、メラニン色素の分解促進作用が高いのが特徴です。 一方フォトフェイシャルは波長の範囲が広いため、出力の調整を誤ると皮膚の水分にまで影響してやけどを起こすリスクが高くなっています。出力が高い分、シミが肝斑だった場合に悪化する確率も高く、施術者が経験不足だとトラブルが起こりやすいため注意が必要です。

まとめ

「シミ」といっても、年齢からくる老人性色素斑や肝斑など種類はさまざまで、治療法も異なります。フォトシルクプラスは老人性色素斑やそばかすなどに効果が期待できる治療法で、肝斑は悪化するリスクがあるため、施術前にシミの種類をしっかり見分けなくてはなりません。 さらに、皮膚の状態によって出力を細かく調整する必要があるので、フォトシルクプラスを受ける際には、経験豊富な医師がいるクリニックを選びましょう。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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