おすすめたるみ治療第1位「HIFU」

HIFUは、照射機器を用いて行う切らないたるみ治療のひとつです。機器を肌に当てると、65~70℃の熱がSMAS層(真皮よりももっと深い層)へ作用し、筋肉が収縮します。超音波がSMAS層の1点1点に作用するので、皮膚の表面を傷つけず、肌の奥から引き締められることが利点です。
HIFUは、使用する機械によって価格・痛み・効果が異なります。ウルセラシステムという機械はたるみへの効果が高く、持続期間が長いと言われていますが、痛みが強く、1回あたりが20~30万円と高額です。最近では、持続期間は3~4ヶ月でとやや短いものの、安価(1回あたり5~10万円)で痛みが少ない最新機器「ダブロ」「ソノクイーン」を導入するクリニックも増えています。
また、HIFUは痛みやダウンタイムが少なく、日常生活に支障が出にくいうえ、即効性が期待できる画期的なたるみ治療です。一方で、医師の技術力不足によって顔面の神経が傷つくと、1年ほど麻痺が残ることがあるため、クリニック選びは慎重に行いましょう。
効果
施術直後~1ヶ月かけて現れる
持続期間
3~4ヶ月 ※ウルセラシステムは6ヶ月~1年
メリット
施術直後からリフトアップ効果が期待できる・ダウンタイムがほとんどない・メスを使わないので傷跡が残らない
デメリット
・切開式のたるみ治療に比べると、持続期間が短い・効果は長くても6ヶ月~1年なので、定期的に受ける必要がある・術後1ヶ月ほど、むくみが続くことがある
痛み
「ズン」とくるような鈍痛があるが我慢できる程度
ダウンタイム
ほとんどなし
施術にかかる時間
約15分
推奨回数
3回
頻度
3~4ヶ月に1回 ※ウルセラシステムは6ヶ月~1年に1回
価格の目安
5~40万円 ※機械によって幅がある
おすすめたるみ治療第2位「サーマクール」

サーマクールはHIFUと同様に、照射機器を用いたメスを使わないたるみ治療です。HIFUとの違いは、HIFUがSMAS層という筋肉層に作用することに対し、サーマクールはやや浅い脂肪層に作用すること。ただ、HIFUは超音波による熱で筋肉を収縮させますが、サーマクールは高周波(ラジオ波)によって皮膚を引き締めるので、引き上げ効果は劣ります。持続期間はHIFUとほぼ変わらず、効果は直後から徐々に実感し、3ヶ月程度後にピークを迎えると言われています。
サーマクールの費用はクリニックによって幅がありますが、HIFUよりも安価なことが多いです。施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどありませんが、術後に赤みや熱感・つっぱり感が出ることがあるほか、骨が近い部分には強い痛みが出たり、火傷が起きるリスクもあるため、医師との相談を入念に行いましょう。
効果
施術直後~1・2ヶ月かけて現れる
持続期間
約6ヶ月
メリット
直後からリフトアップ効果が期待できる・ダウンタイムがほとんどなく、直後からメイクができる・メスを使わないので傷跡が残らない
デメリット
切開式のたるみ治療に比べると持続期間が短い・HIFUに比べてたるみの引き上げ効果が弱い・骨に近い部分は痛みが強い
痛み
HIFUよりもやや強くジリジリとした熱さを感じる
ダウンタイム
ほとんどなし
施術にかかる時間
約15分
推奨回数
1~2回
頻度
6~8ヶ月に1回
価格の目安
6~30万円
おすすめたるみ治療第3位「糸リフト(スレッドリフト)」

糸リフト(スレッドリフト)は、特殊な糸を皮膚の下に入れて、たるみを引き上げる手術です。メスを使わないため傷跡が目立たず、かつHIFUやサーマクールなどの照射系たるみ治療よりも、効果が長く続きます。物理的なリフトアップ効果だけではなく、挿入した糸の周りのコラーゲンを増生させるため、術後1ヶ月後以降、引き上げ効果が増していくことが一般的です。
糸には「溶けない糸」と「溶ける糸」があり、どちらが良いのかはクリニックによって見解が異なります。溶けない糸のほうが引き上げ効果が高く、持続期間も長いと言われていますが、皮膚に異物が残るので、MRIやCT撮影時には糸が写り込むでしょう。溶ける糸は持続期間がやや短いものの、皮膚に異物が残らず、糸が溶けたあともコラーゲンの増生によって効果が持続します。
また、照射系たるみ治療よりも高い引き上げ効果が期待でき、切開リフトよりも安価でダウンタイムが少ないので、周囲にばれたくないけれど高い持続性を求める方に向いています。
効果
直後から実感し、その後も徐々にリフトアップされていく
持続期間
約2年
メリット
照射系治療(HIFU・サーマクールなど)より高い引き上げ効果が期待できる・メスを使わないので傷跡がほとんど残らない・切開リフトよりも安価でダウンタイムが短い
デメリット
照射系治療(HIFU・サーマクールなど)より高額である・1週間程度腫れが続く・生え際に針穴程度の大きさの傷が残る・ひきつれが起こることがある
痛み
強い痛みがあるため部分麻酔や眠る麻酔を使用することが多い
ダウンタイム
3~7日が強めだが徐々に目立たなくなる
施術にかかる時間
約1時間
価格の目安
10~60万円
おすすめたるみ治療第4位「ヒアルロン酸」

ほうれい線やあご、目元のシワにヒアルロン酸を直接注入することで、肌のハリアップを目指す治療です。メスを使わないので傷跡が残らず、ダウンタイムもほとんどありません。且つ、直後からたるみの引き上げ効果が期待できます。
注射時の痛みは麻酔で軽減することが可能で、効果は1回のヒアルロン酸注入で6ヶ月~1年程度持続します。ほかのたるみ治療に比べて安価なので、気になったら気軽に受けることができますが、過剰に注入することで不自然なふくらみができたり、太って見えることがあるため、クリニック選びでは、注入系の治療を得意とする医師を選びましょう。
効果
すぐに実感できる
持続期間
6ヶ月~1年
メリット
たるみ治療の中でも比較的安価である・短時間で終わるうえに即効性がある・傷跡が残らない
デメリット
過度に注入すると顔が大きく見える・医師の技術力によって仕上がりが左右される
痛み
注射による痛みがあるが局所麻酔で軽減できる
ダウンタイム
ほとんどなし
施術にかかる時間
10~15分
価格の目安
3~10万円
おすすめたるみ治療第5位「フェイスリフト手術」

フェイスリフト手術は、切開によるたるみ治療で、こめかみから耳の手前にメスを入れ、皮膚を引っ張り上げた状態で縫合します。たるみを根本から解消するため、最も変化がわかりやすく、持続期間が長いことが利点。また、ほかのたるみ治療では難しいと言われる、顔の下半分(鼻下~あご先にかけて)へのアプローチも可能です。
一方、フェイスリフトには長いダウンタイムが伴います。術後は患部を固定する必要があるため、3~4日間は頭に包帯を巻き、安静にする必要があります。強い腫れが引くのは1か月程度後で、その後も3~6ヶ月赤みが続くため、スケジュールに余裕が持てる方でなければ難しいでしょう。傷跡の大きさは、医師の技術力やクリニックで採用している切開方式によっても異なるため、クリニック選びは入念に行いましょう。
効果
6ヶ月~1年かけて安定し、安定後ははっきりと効果がわかる
持続期間
約10年
メリット
たるみを根本から解消できる・たるみ治療の中で最も変化がわかりやすい・持続期間が長い
デメリット
手術時間が長く、体力的精神的な負担が大きい・傷跡が残る・ダウンタイムが長い
痛み
痛みが強いため眠る麻酔を使用することが多い
ダウンタイム
1~2週間は腫れが強く、ダウンタイムは3~6ヶ月続く
施術にかかる時間
5~6時間
価格の目安
30~100万円
まとめ
現役美容皮膚科医がおすすめするたるみ治療1位は、切らないたるみ治療の「HIFU」となりました。たるみ治療には、それぞれメリットとデメリットがあります。どの程度持続させたいのか、ダウンタイムが取れるのかによって適した治療は異なるため、自分が重視するポイントを決めてからカウンセリングを受けてくださいね。
現役美容皮膚科医がおすすめするたるみ治療1位は、切らないたるみ治療の「HIFU」となりました。たるみ治療には、それぞれメリットとデメリットがあります。どの程度持続させたいのか、ダウンタイムが取れるのかによって適した治療は異なるため、自分が重視するポイントを決めてからカウンセリングを受けてくださいね。
現役美容皮膚科医がおすすめするたるみ治療1位は、切らないたるみ治療の「HIFU」となりました。たるみ治療には、それぞれメリットとデメリットがあります。どの程度持続させたいのか、ダウンタイムが取れるのかによって適した治療は異なるため、自分が重視するポイントを決めてからカウンセリングを受けてくださいね。