ボトックス注射の最適な頻度は?まずは3~6ヶ月に1回程度がおすすめ!
ボトックス注射は、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質を注射することで、緊張している筋肉をゆるめ、表情筋の収縮によるシワの改善が期待できる治療法です。顎のうめぼしジワや唇上のすぼみジワ、ガミースマイルの改善、口角アップ、小顔、ふくらはぎの足痩せ、肩こりの緩和などの目的でも使用されています。 また、ボトックス注射は、継続して施術を受けると効果が持続できますが、デメリットもあるため、受ける頻度には注意が必要です。そこで、トラブルを心配せずに効果を継続させるためにも、ボトックスの最適な頻度や効果が現れるまでの時間、効果の継続期間などについて詳しく解説します。
ボトックス注射の最適な頻度はだいたい3~6ヶ月に1回と言われています。ボトックスは、時間が経過することで効果が徐々に戻ってしまうため、継続して受けなければ効果が持続できません。ボトックスの効果をできるだけ長続きさせるためには、効果が消える前に次の施術を受けるのがおすすめのタイミングです。繰り返し施術を受ければ元に戻りにくくなると言われているため、施術の頻度も徐々に低くなるでしょう。
ただ、ボトックスは、何度も治療をしていると、体内に抗体ができて効果が出なくなる可能性があります。そのため、ボトックス注射を受けてから次の施術を行うまでに3ヶ月以上の間隔をあける必要があることを覚えておきましょう。
さらに、大量に注射すれば効果が高まるわけではありません。大量に注射すると、表情が不自然になるなどのデメリットもあるため注意が必要です。
ボトックス注射は、施術内容や箇所によっても異なりますが、効果が現れるまでには時間がかかります。シワ改善であれば、2~3日程経過してから徐々に効果が出始めて、ピークに達するのは2週間程度後。その後、3〜4ヶ月程度効果が持続し、徐々に元の状態に戻っていきます。
一方、フェイスラインをシャープにしたり、ふくらはぎのシェイプアップを目的とした治療の場合は、筋肉の動きが緩んでから筋肉が痩せていくことで効果が現れます。そのため、3週間〜1ヶ月程度の時間を要するでしょう。
また、多汗症やワキガの治療の場合は、シワ改善とは違い、筋肉の動きを緩めてから、筋肉が収縮するまでの時間が必要となるため、効果が現れるまでに2週間程度かかるでしょう。
ボトックス注射の効果の持続期間は、施術をする部位によって異なります。眉間の場合は、10単位の注射で平均7.9週、20単位の注射で平均9.4週。目尻の場合は、10単位の注射で平均85日、20単位の注射で平均95日という結果が出ています。
また、長期間(9年間程度)にわたってボトックスの治療を受けた場合、継続するごとに治療の間隔が延びる傾向にあるという結果が出ており、目尻の場合は、初回が129日だった間隔が22回目には176日、目尻の場合は、初回が136日だった間隔が22回目には209日になったという実験データがあります。つまり、治療回数が増えるごとに持続期間が長くなることがわかります。
ボトックスの効果の一般的な持続期間は、シワ改善の場合は3〜4ヶ月です。エラやふくらはぎの場合は、筋肉の動きが戻ってから発達するまでの期間が必要となるため、4〜6ヶ月くらいは持続するでしょう。
ボトックスは、注射の頻度が高ければ高いほど効果が得られるというわけではありません。頻度が高すぎることによるデメリットもあるため、しっかりと覚えておきましょう。
ボトックス注射を打ちすぎると、抗体ができて効果が現れにくくなる場合があります。体内で抗体ができてボトックスが異物だと見なされるため、ボトックスの作用が効きにくくなるのです。頻度が高いだけでなく、品質の悪い薬剤を使用することでも起きる可能性があります。
ボトックスの施術を継続している間は妊娠ができないため、男女ともに避妊が必要となります。これは、ボトックス注射の人間の精子や卵子への影響や、乳幼児の発育への影響が正式に否定されていないためです。
必ず悪影響が出るというわけではありませんが、100%安全だとは言い切れません。長期間ボトックス注射を続ければ、その間は妊娠や妊活ができないため注意が必要です。
ボトックスの効果の持続期間は3〜4ヶ月程度で、 施術を繰り返すことで元に戻りにくくなり、効果の持続期間も徐々に伸びていくのが一般的です。ただ、施術の頻度が高すぎるとデメリットもあるため、注意が必要です。そのため、基本的には3~6ヶ月に1回程度、効果の継続期間が長くなれば1年に1回程度で受けるとよいでしょう。
また、デメリットを回避して効果を長続きさせるためにも、経験豊富な信頼できるクリニックを選んで、症状に合わせた最適な頻度で施術を受けるのがおすすめです。
ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
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