アンチエイジングに点滴がいい理由
点滴は、注射や口から美容成分を摂る経口摂取と比較すると、即効性があり高い効果が期待できます。注射の場合は、1回に1種類の美容成分しか打つことができませんが、点滴の場合は、複数の美容成分を混ぜて注入ができます。さらに、静脈に注射する点滴は全身に行き渡るスピードが早いため、即効性が期待できるのです。
おすすめアンチエイジング点滴・注射6選
アンチエイジングの点滴や注射には、目的に合わせたさまざまな種類があります。そこで、おすすめしたいアンチエイジングの点滴や注射をご紹介します。
高濃度ビタミンC点滴
ビタミンCには、シミの原因となるメラニンの生成の抑制、コラーゲンやセラミドの生成の促進、抗酸化作用があり、美白、シワやたるみの改善、ニキビの改善、エイジングケアなどの美肌効果が期待できます。
その他にも、生活習慣病の予防や免疫機能の強化、デトックスによる疲労回復も期待できます。特に高濃度のビタミンCはより高い効果が期待でき、アンチエイジングには必須の美容成分といえます。
また、水溶性のビタミンCは体内に留めておくことができないため、大量に摂取しても尿として排出されてしまいますが、点滴であれば、経口摂取よりもビタミンCの血中濃度を20〜40倍以上に増やして血管内に行き渡らせることができます。
αリポ酸点滴
αリポ酸に抗酸化力があり、生きる上で必要なエネルギー源を作るのに必要不可欠な抗酸化物質だと言われています。疲労回復、脂肪燃焼、デトックス、美肌作用、抗酸化作用が期待できるため、シミやくすみなどが気になる方におすすめです。
また、デトックス作用や体脂肪の増加抑制作用も期待できるため、ダイエットやリバウンドしにくい身体作りがしたい方にもおすすめです。
マイヤーズカクテル点滴
マイヤーズカクテルは、人間の身体に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素を注入して、本来備わっている治癒力を高める施術。一般的には、ビタミンB群やビタミンC、マグネシウム、カルシウムを入れます。
美肌などのエイジングケア効果はもちろん、疲労回復、アレルギー疾患、生理不順、気管支喘息、偏頭痛、心不全など、幅広い症状の改善効果が期待できます。
グルタチオン点滴・白玉点滴
グルタチオンは、皮膚や肝臓、目の角膜などに存在する、抗酸化作用がある成分。紫外線や加齢などの外的刺激が原因で減少しやすく、肌荒れや肝機能の低下などに関係しています。
点滴によってデトックス、疲労回復、抗アレルギー、アンチエイジングなどの効果が期待できるほか、肝機能に関係する成分のため、習慣的にお酒を飲む人にもおすすめです。
また、クリニックによっては白玉点滴という名称で施術していることもありますが、こちらも主成分はグルタチオンで、紫外線や加齢による活性酸素の増加を抑えて、透明感のある肌をキープすることを目指します。
プラセンタ注射
プラセンタとは胎盤のこと。赤ちゃんの発育に必要な栄養素などさまざまな成分が含まれ、美容に高い効果が期待されています。
保湿、細胞の増殖や再生、コラーゲンの生成促進、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用などさまざまな美肌効果が期待できます。
水光注射
水光注射は、ヒアルロン酸やアミノ酸、抗酸化成分を配合した成分を注入する、肌質改善を目指す施術。皮膚を形成している真皮のコラーゲン密度を高めて、肌の内側からハリや潤い、弾力を取り戻してくれます。
肌の潤いはもちろん、小ジワやちりめんジワの改善、毛穴の引き締め、キメの改善も期待できます。
アンチエイジング目的で点滴をする際のポイント・注意点
静脈に注射する美容点滴は、悩みに合わせて成分がブレンドでき、全身に行き渡るスピードが早く即効性が期待できるというメリットがあります。 ただ、注射や点滴は針を刺す痛みがあります。それに、多くの薬剤が対象となるため、アレルギーを起こしたことがある人は受けることができない場合も。さらにプラセンタについては、一度点滴や注射を受けたら、感染症のリスクがないと言い切れないために献血ができないことも覚えておきましょう。
また、高濃度ビタミンC点滴については、非常に頻度は少ないですが、G6PD異常(遺伝子疾患のひとつ)の方は施術が受けられないことが一般的です。そのため、より高濃度のビタミンC点滴(25g以上を基準としているクリニックが多い)を行う場合は事前に血液検査が必要になることがあります。
点滴の頻度については、肌のアンチエイジング目的の場合は月に1回、美白目的の場合は2週間に1回程度がおすすめ。 費用は、注射や点滴の種類によって異なりますが、1回5,000円〜15,000円程度が相場です。
まとめ
美容点滴や美容注射は、高い効果や即効性が期待できる、アンチエイジングにおすすめの施術です。肌の悩みに合わせた薬剤を注入して、身体の内側から美しさと若々しさを手に入れましょう。