斜鼻修正とは
斜鼻修正とは、曲がっている鼻筋を手術によってまっすぐに戻す手術のことを言います。
骨格修正手術の他、ヒアルロン酸を使った修正術もあります。
斜鼻とは
先天的なものの他、若い頃に鼻を思いっきり殴られたりぶつけた場合にも斜鼻になることがあります。
呼吸などに問題なければそのままの状態でも機能的には問題ないですが、審美的にまっすぐに治したいと希望するケースもあります。
手術による斜鼻修正術
鼻の穴からアプローチして鼻骨の外側と内側から骨切りを行います。骨切りによって皮膚などからリリースされた状態の骨をまっすぐに矯正し、ギプスで固定します。
ヒアルロン酸による斜鼻修正術
ダウンタイムの問題などで手術による斜鼻修正が難しい際には、ヒアルロン酸注入によって斜鼻を改善する方法もあります。
斜めになっているそれぞれの内側の部分にヒアルロン酸を左右対称になるように注入し、まっすぐのラインを作ります。
斜鼻修正のメリット
手術による施術の場合、根本から改善できる
手術による斜鼻修正の場合、骨格にダイレクトにアプローチする手術のため一度行えば半永久的に術後の効果を維持することができます。
斜鼻修正のデメリット
実施しているクリニックが限られている
斜鼻修正は手技が難しいこともあり、実際に手術を行っているクリニック数が限られています。
感染や化膿
手術で使った糸が縫合した皮膚から飛び出るなどが原因で、手術を行った箇所が感染したり化膿するリスクがあります。
皮膚の壊死
鼻は目元と違って皮膚が硬い部位であり、高さを出そうと無理に皮膚を伸ばすと皮膚の血行が悪くなり場合によっては皮膚が死んでしまう可能性もあります。
形状変化の改善が少ない
骨の状態や術式によっては、思ったように効果が出ない可能性もあります。
斜鼻修正の向いてない人
ダウンタイムのある治療が難しい方の場合は、手術による斜鼻修正は避けたほうが良いです。この場合はヒアルロン酸注入による斜鼻修正などを行います。
斜鼻修正のダウンタイム
術後は1週間ほど腫れや赤みが生じます。
1週間後に抜糸を行いますが、2週間ほどはギプスで鼻の形をしっかりと固定していただく必要があります。術後は、抜糸以降も様子を見るために数回は通院する必要があります。
斜鼻修正の注意点
術後は2週間ほどギプスで鼻の形を固定します。この期間はもちろん、その後も2か月ほどは鼻の強い衝撃を与えないようにすることが大切です。
また横向きやうつぶせで寝たり、鼻を思いっきり叩いたり押したりすることは極力避けてください。
斜鼻修正の手術について
- 1.診察で術後のイメージなどを医師に伝えます。
- 2.局所麻酔もしくは全身麻酔を行います。
- クリニックによっては痛み対策として、点眼麻酔や麻酔クリームを事前に塗ってから局所麻酔・全身麻酔を行うところもあります。この場合、局所麻酔・全身麻酔を打つ際の痛みもなくなるため、より痛みを感じることはなくなります。
- 3.麻酔が効いてきたら手術に入ります。
- 4.切開部分を縫合し、患部をギプスで固定します。
斜鼻修正の費用感
クリニックや術式によって異なります。
600,000円~800,000円