目の開きの左右差が気になるとのこと。
切開法による眼瞼下垂手術もご提案致しましたが、切開はどうしても避けたいとのこと。
切開法の方が持続や精度には優れますが、切開の選択肢がどうしてもない方には埋没法による施術も可能です。
術後は左の目の開きが改善するとともに下三白眼も治りました。
眼瞼下垂手術後の黒目の位置の変化は以下のように説明されます。
眼瞼下垂手術による黒目の位置の変化
①目の開きが低下すると目を強く開こうとして上眼瞼挙筋に慢性的に緊張が加わる
②発生学的に共通する上直筋も緊張する
③そのままだと眼球が上転してしまうためカウンターの力を加えるように下直筋にも力が加わる
④上直筋と下直筋の作用により眼球が奥へ押され、ロックウッド靱帯を乗り上げることで、後方上方へ眼球が移動する(下三白眼を呈するようになる)
眼瞼下垂手術を行うとこれらの状態が改善されることにより、眼球が前下方へ移動し、その結果黒目の位置が下がり下三白眼が改善されることがあります