私が受けた手術は整形界隈でトップクラスに大掛かりな手術と言っても過言ではないと思います。昼の12:00に全身麻酔で手術が始まり、意識が戻り携帯を見たのは23:00。そこから朝まで悪寒と痰と鼻詰まりで眠れず、話すことも出来ずに過ごしました。こんなに長い夜は初めてでした。壁に指で文字を書いてナースさんに水をくれ水をくれと書いていました。口は1cmほどしかあかないため注射器で水を喉に入れます。オアシスでした。しかし麻酔の影響で身体がおかしくなっているため、水を飲んでいると急に吐き気が。血だらけの胃液を大量に吐きました。
手術直後で1番大変だったのは喉の痛みでした。風邪末期の症状と言ったところでしょうか。喉に画鋲が刺さっているような感覚でした。そのため、翌日の朝ごはんは何も食べられず、ポカリスエットだけを飲んでいました。(本当はポカリすら苦しかった) 尿管が取れ、初めてトイレに行きました。そこで顔を見たらアンパンマンが!びっくりです。こんなに不細工な人がこの世に存在するんだ…としみじみ。気持ちだけは落とさないようにしようと決めていたので鬱になったりはしませんでしたが、これがどう変わっていくのか、正直想像つかなかったです。
6/4現在、ちょうど術後4ヶ月を迎えます。はっきり言って、まだまだ腫れている印象。両顎手術は術後6ヶ月を見るとよく言いますが、まさにその通りだなと感じます。ここまで大変な部分しか書いていませんが、100%やって良かったと思っています。顎がコンプレックスの人が顎が無くなると、こんなに生きやすいんだ。と強く感じました。顔の印象のほとんどは口元が決めると思っていますので、口元のコンプレックスは治せることに越したことはないと思います。ダウンタイムが大変な手術ではありますが、術後1ヶ月からマスク無しで外には出られましたし、傷が見えないので初対面の人はまずバレない手術です。この日記が迷っている方、不安に思っている方の前に進む力になれたらなと思います。