他院で二重切開、眼瞼下垂手術を過去に2回受けられた患者様。二重幅を広げたい、外側までしっかり食い込ませたい、目の開きの左右差を治したい、左が開きすぎているのが気になるとのこと。
奥目タイプで二重幅を広く見せるのはかなり難しいですが、短冊腱膜を用いて外側までしっかり腱膜を配置し食い込みの深い二重としました。
開瞼は右前転後、余剰腱膜を左へ移植しスペーサーとして後転しました。
術後腫れなのかヘリングの影響かで左の開瞼が低下しました。
1週間様子を見ましたが左の開瞼の向上が得られなかったため、左を早期再切開し開瞼を調整しました。
2週間後時点ではまだやや左の開瞼が弱いですが再切開による腫れの影響も考えられるため現時点ではfairかと思います。
もしこの時点で左の開瞼が右を追い越していたら右を早期再切開する予定でした。
早期再切開は術後2週間以内でなければなかなか難しいため、眼瞼下垂術後の開瞼の判断は丁寧に行い、疑わしい所見があれば早めに治したほうが組織の負担は少ないです。
また上瞼の窪みは眼瞼下垂手術のみでは改善しきらないと判断し、真皮脂肪を移植しております。
目元/二重切開目元/目頭切開目元/眼瞼下垂(切開)