こめかみ形成で若返ることは可能？施術内容や費用を解説

見た目が老けて見える原因のひとつに、こめかみのくぼみがあります。こめかみは、頬と並んで年齢が現れる部分であり、年を取るとくぼみが目立つようになってきます。こめかみのくぼみを改善する美容整形には「こめかみ形成」があります。今回は、こめかみ形成の施術内容やリスク、費用などについて解説していきます。

この記事の監修者：松本茂

29口コミ
0症例

患者様の細胞レベル1つ1つまで気を配って治療するよう心がけています。大小様々ですが悩みの場所を少し変えることで生活そのものが明るくなると思います。2007年4月　順天堂大学卒業 2009年4月　順天堂大学大学院医学研究科入学　形成外科 2009年4月　順天堂大学医学部附属順天堂医院　形成外科 2012年10月　順天堂大学医学部附属浦安病院　形成外科 2013年4月　順天堂大学大学院医学研究科卒業 2015年4月　順天堂大学医学部附属浦安病院　医局長 2017年1月　順天堂大学医学部附属静岡病院　形成外科部長 2018年5月　ヴェリテクリニック入職 2021年9月　ヴェリテクリニック大阪院院長

このドクターについて詳しく見る

こめかみ形成とは？
プロテーゼ挿入術
ヒアルロン酸注入
脂肪注入法
こめかみ形成のダウンタイム
こめかみ形成の施術費用
韓国でこめかみ形成を受けるときの注意点
まとめ

こめかみ形成とは？

こめかみ形成とは、加齢によってくぼんでしまったこめかみをふっくらさせる施術です。こめかみ形成には、切開を伴うものから、メスを使わずに行えるものまでいくつか種類があります。それぞれの術式について説明していきます。

プロテーゼ挿入術

プロテーゼは、鼻やおでこの形を整えるときによく用いられますが、こめかみにも挿入可能です。局所麻酔をして毛髪内を2〜3cmほど切開して、プロテーゼを挿入して縫合します。傷跡は髪の毛で隠れるため、目立つ心配はありません。また、思った通りの仕上がりにならなかった場合に、取り出すことができるメリットがあります。

プロテーゼ挿入術のデメリット

プロテーゼをずっと入れたままにしておくと、石灰化する可能性があります。しこりや凹凸感が出てきた場合は、受診しましょう。

ヒアルロン酸注入

皮膚の切開や、プロテーゼのような人工物を体の中に入れることに抵抗がある場合は、ヒアルロン酸注入でこめかみ形成が可能です。ヒアルロン酸は、もともと体内にある保湿成分のため、アレルギーが起きにくいメリットがあります。注射するだけの施術のため、施術は10分程度で終わります。注入したヒアルロン酸は、数か月〜1年ほどで体内に吸収されてしまうため、定期的にヒアルロン酸を注入しなければ元に戻ります。

ヒアルロン酸注入のデメリット

短期間で終わる手軽な施術ですが、定期的にヒアルロン酸を注入しなければ、ボリュームを維持することはできません。継続的に注入していくと、トータルの費用が高額になるデメリットがあります。

脂肪注入法

自分の体から採取した脂肪を使って、こめかみに注入する方法もあります。自分の脂肪を使うため、アレルギーを起こすリスクが低いメリットがあります。二の腕やお腹の脂肪を専用器具で吸い出すために、数cmほど切開します。吸引した脂肪細胞をフィルターにかけて、こめかみに注入していきます。注入した脂肪の一部は体内に吸収されるものの、一度生着した脂肪は半永久的に持続します。

脂肪注入法のデメリット

生着する脂肪は30〜40%ほどと言われていますが、吸収率は個人差があるため、思った以上に注入した脂肪が残らないリスクがあります。脂肪を多く入れすぎると違和感がでる場合もあります。満足のいく仕上がりにするためには、再び何かしらの施術を受ける必要が出てくる場合があります。

こめかみ形成のダウンタイム

こめかみ形成のダウンタイムでは、以下のように施術内容によってダウンタイムが異なります。

施術名	ダウンタイム
プロテーゼ挿入	1週間ほどむくみ、晴れ、内出血などがでます。また、術後1日は圧着固定が必要です。シャワーは当日から可能ですが、洗髪は抜糸後から可能になります。
ヒアルロン酸注入	3日ほど赤みが出る可能性があります。
脂肪注入	こめかみ部分は、3日ほど腫れやむくみが出る場合があります。脂肪吸引した箇所にも痛みや腫れなどのダウンタイムが生じます。内出血が出た場合は、2週間ほどで消えていきます。

こめかみ形成の施術費用

こめかみ形成にかかる、費用の目安は下記の通りです。

プロテーゼ挿入	300,000～400,000円
ヒアルロン酸注入	80,000～100,000円
脂肪注入	250,000～300,000円

韓国でこめかみ形成を受けるときの注意点

一般的に日本よりも韓国のほうが施術にかかる費用は安いです。少しでも費用を抑えたいという人は、韓国で施術を受けることがおすすめですが、リスクを把握しておく必要があります。言語の違いで、うまく理想のイメージが伝わらず、納得の仕上がりにならないことがあります。また、施術後にトラブルが起きた場合に再度渡韓するとなると、渡航費などがかかるうえに、仕事や学校を休むなど、スケジュール調整の手間も生じます。もしものときのリスクについても考慮したうえで、施術を受けるようにしましょう。