豊胸手術の方法と値段
豊胸手術は、大きく分けて「ヒアルロン酸注入」「脂肪注入」「シリコンバッグ挿入」といった3つの方法があります。注入量や素材の種類、施術法によって値段も異なるため、バストの悩みや予算に合った方法を選びましょう。
手術法 | 値段 |
---|---|
ヒアルロン酸注入 | 20〜50万円(100ccあたり) |
脂肪注入 | 30〜120万円以上 (手術法による) |
シリコンバッグ挿入 | 50〜100万円(バッグの種類による) |
ヒアルロン酸による豊胸手術の詳細と値段

ヒアルロン酸注入は、麻酔をした後に注射針でバストに少しずつヒアルロン酸を注入していく手術法です。メスを使わないため体を傷つけることがなく、施術時間が15〜30分と短時間であることから、手軽に豊胸手術を受けたい方におすすめです。
ヒアルロン酸の注入量は、100cc単位(100ccで片側1カップ分程度)で値段を設定しているクリニックがほとんどですが、1cc単位で注入量を決められるクリニックもあります。また、クリニックごとに扱っているヒアルロン酸の種類は異なり、それに応じて値段も変わってきます。
さらに、ヒアルロン酸はいずれ身体に吸収されるため、胸の大きさを保つには継続して施術を受ける必要があります。そのため、一度の施術費用は他の方法よりも安価に感じますが、継続することを考えるとトータルでは高額になる可能性があるため、事前カウンセリングなどでよく相談するのがおすすめです。
脂肪注入による豊胸手術の詳細と値段

脂肪注入は、麻酔を行った後、皮膚を数ミリ切開して細い管を通し、太ももや腹部から吸引した脂肪を注射器でバストへと注入していく手術法です。自分の脂肪を注入するため、体に異物を入れることに抵抗がある方や自然な仕上がりにこだわりたい方におすすめです。
通常の脂肪注入の相場は30〜90万円ほどですが、他にも脂肪吸引から注入までのプロセスの違いによってピュアグラフト、コンデンスリッチ、セリューションなどさまざまな手術法があり、これらは従来の方法よりも生着率が高いことから費用がかかります。
ピュアグラフト:吸引した脂肪を洗浄液と共にフィルターにかけ、不純物を取り除いたものを注入する方法。60〜100万円が相場
コンデンスリッチ:吸引した脂肪を遠心分離器にかけ、不純物を取り除いた健全な濃縮脂肪のみを注入する方法。80〜120万円ほどが相場
セリューション:吸引した脂肪を脂肪幹細胞と共に注入する方法。120〜170万円が相場
このように、脂肪注入は他の方法と比べて高額ですが、定着すれば半永久的に身体に残ってくれるため、トータルで考えるとヒアルロン酸よりも安価に済む可能性があります。
シリコンバッグによる豊胸手術の詳細と値段

シリコンバッグ挿入では、麻酔後に脇の下、またはバスト下を数センチ切開し、豊胸バッグを挿入します。効果は半永久的で、大胆なサイズアップを希望する方におすすめの手術法です。バッグを挿入する位置は、「大胸筋膜下」「大胸筋下」「乳腺下」の3つに分けられ、体型やバストの形に合わせて選択します。
値段はクリニックが扱うバッグの種類によってさまざまで、形状や内容物によっても変わってきます。従来は生理食塩水やハイドロジェル(CMC)などを使用したバッグが使われていましたが、近年はより耐久性のあるシリコンやソフトコヒーシブシリコンを使用したバッグが主流となっています。現在最新とされているmotivaエルゴノミクスのシリコンバッグの値段は65〜100万円が相場です。クリニックによっては内容物を提示していないところもあるので、医師としっかり相談した上でバッグを選びましょう。
まとめ
今回は、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、シリコンバッグ挿入の手術法の詳細と、それぞれにかかる値段をご紹介しました。施術や素材の種類、希望のバストサイズによって値段が変わってくるため、予算の検討が必要です。より理想のバストに近づけるよう、医師と相談しながら最適な手術法を選択しましょう。