ほくろ除去の施術後に傷口に血のかたまりが?ほくろ除去後の出血について
ほくろ除去の施術を受けた後の出血はとても気になるところです。施術後に傷口に血が固まっていて不安や不快感があった方もいるようです。ではもし出血してしまったり、血のかたまりがついていたりしたらどんなケアをしたらいいのでしょうか。また、近頃人気のレーザー治療なら出血しないのでしょうか。ほくろ除去を考えている方がぜひ知っておきたい、術後の出血について解説していきます。
ほくろ除去の施術には、大きく分けて2つの種類があります。ひとつはメスで切開してほくろを切除する方法、もうひとつは、レーザーでほくろを蒸散させる方法です。ここでは、施術方法と出血の関係を探っていきます。
メスを使った手術によるほくろ除去は、レーザーでは治療が難しい大きなほくろや産毛などが生えているほくろに適しています。手術前に麻酔をかけるのでそれほど痛みはありませんが、皮膚を切開してほくろの組織を取り出すので、どうしても血管が傷つきやすく、多少の出血は避けられません。
皮膚の下で内出血することもありますし、縫合後に皮膚の表面の傷口に血のかたまりがつくことは珍しくありません。主治医の指示に従っていれば、時間とともに解決していくことが一般的です。
レーザーによるほくろ除去の施術は、小さくて浅いほくろや隆起したほくろの治療に適しています。炭酸ガスレーザーが使われることが多く、皮膚の細胞に含まれる水分に反応して発生する熱エネルギーでほくろを削り取ります。レーザーの照射自体は一瞬なので痛みもそれほどなく、麻酔を使うことも可能です。また、出血しても熱で瞬時に固まるので、出血の心配はそれほどないでしょう。
ただ、ほくろが大きい場合や血圧が高い方などは出血しやすい傾向があるようです。それでも、大量の出血をすることは考えにくく、出血量は血液検査などで注射後に出血する程度と考えていいでしょう。そのため、傷口に血のかたまりがつくこともありますが、医師の指示通りにケアしていけば問題ないことがほとんどです。
ほくろ除去後の出血はそれほど珍しいことではありません。もし出血があった場合は、どのような対処法があるのでしょうか。ここでは、ぜひ覚えておきたい3つのポイントを紹介します。
術後は傷の治りを助ける軟膏を塗り、肌色の絆創膏のような医療用テープで保護するのが一般的です。多少の出血があっても傷口を保護できますし、紫外線の刺激から守ることもできるので一石二鳥です。おおよそ1~2週間程度はテープを貼ることをおすすめします。
万が一出血してしまった場合は、患部をガーゼで圧迫して止血します。すぐに血が固まるようであればそれほど心配いりません。石けんで洗って薬を塗り、再びテープを貼りましょう。
術後数日でかさぶたができますが、一見治ったように見えても、かさぶたの下では新しい皮膚が再生されている途中です。新しいデリケートな皮膚を守るためにも、かゆみがあっても、はがさないようにしましょう。
また、洗顔や入浴中はうっかりかさぶたがはがれてしまうことが多いシーンです。かさぶたを守ることを意識しながらアフターケアを続けていくのがおすすめです。
多くの場合は出血があってもそれほど心配はいりません。しかし術後しばらく経っても出血してしまったり、引っかいて血が固まる気配がなかったりする場合は、傷跡になんらかの異常がある可能性が考えられます。出血がひどい場合や心配な場合は、通院日でなくても主治医に相談するようにしましょう。
ほくろ除去後はわずかに出血することがありますが、多くの場合、それほど心配する必要はありません。医師の指示を守り、処方された軟膏と医療用のテープでアフターケアを続ければ、傷跡もしだいに目立たなくなっていきます。血のかたまりがついているとドキッとするかもしれませんが、少量であれば様子を見ていきましょう。
ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
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