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クリニックでのピーリングの最適な頻度とは?治療期間や注意点も

ピーリングは薬剤などを用いて古い角質を取り除き、ターンオーバーの正常化を促すことでさまざまな肌トラブルを改善していく治療法です。ここでは、ピーリングの最適な頻度や効果を感じられるまでの期間などについて詳しく紹介します。

久保田 なお医師

この記事の監修者:久保田 なお

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美容皮膚科・美容外科医として、医療行為として美を提供しています。美容など女性の悩みに関して相談にのっています。

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クリニックでのピーリングの最適な頻度

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クリニックで受けられるピーリングにはグリコール酸やトリクロロ酢酸(TCA)、乳酸などの薬剤を塗布する方法と、レーザーを使用する方法などがあります。まずは症状別に効果や施術の頻度を見ていきましょう。

ニキビ

余分な皮脂や古い角質を取り除くことでニキビを予防・改善できます。また、すでに炎症を起こしているニキビも、排膿を促して治癒へと導きます。にきび治療目的の場合は、2週間に1回程度のペースで始め、状態に合わせて4~6週間おきと、徐々にその間隔を長くしていきますが、少なくとも6~10回は継続して受ける必要があります。

シミ・くすみ

ピーリングには、メラニンによって黒ずんだ肌細胞の除去を促進するため、シミや色素沈着の改善、古い角質の滞留によって起こるくすみや肌のごわつきなどに効果が期待できます。 ただし肌細胞の除去は、ピーリングによって徐々に促されるため、月1回のペースで継続して受けるのがおすすめです。また、しみの濃さや大きさによっても効果を実感するまでの時間には個人差があるので、根気よく続けましょう。

シワ

ピーリングによって肌の再生が促進されるため、ちりめんジワや薄いシワの改善にも効果が期待できます。ただし、深いシワやほうれい線には効果がありません。 薄いシワや小ジワ改善には特にトリクロロ酢酸と低濃度過酸化水素を用いたマッサージピールが有効とされています。このマッサージピールは、従来のピーリング効果に加え、真皮まで浸透してコラーゲンの生成や肌の再生を促進する働きにも期待ができると言われています。1~2週間に1回のペースで5回ほど施術を受けた後、肌の状態に応じて間隔を長くしながら継続することが推奨されています。

ピーリングの効果を感じるまでの期間

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ピーリングは1回限りで完璧な効果を感じられるものではなく、ある程度の施術回数が必要な治療です。では、どのくらい受ければ効果が感じられるようになるのでしょうか?

1回の施術で変化がみられることもある

症状によっては1回の施術でも効果が感じられることがあります。例えばグリコール酸を用いたニキビ治療目的のピーリングであれば、施術直後から皮脂分泌やニキビからの排膿がスムーズに行われやすくなるため、効果が実感しやすい可能性があります。また、古い角質が取り除かれるので、肌色が明るくなったと感じることもあります。

継続することでより効果を感じられる

前項で解説した通り、ピーリングは1回の施術で大きな効果が感じられることは少なく、ニキビであれば6~10回程度、シワであれば5回以上というように、治療を継続して複数回行うことでより効果を感じることができます。 また、例えばニキビ治療の場合、中程度なら少なくとも6回、重度で10回ほど受けた時点で新しいニキビができにくくなったり、肌の赤みが軽減されたりと、急激に症状が軽減するというケースも見られます。

効果の持続期間が徐々に長くなる

通常、ピーリングは続けるうちに肌トラブルの原因となる毛穴詰まりや角質の肥厚化が改善され、肌のターンオーバーが整っていきます。そのため、徐々に効果の持続期間が長くなり、施術を受ける間隔も伸びていきます。

ピーリングの治療期間を短縮するためのコツ

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組み合わせることで、ピーリングの治療期間を短縮できる治療法もいくつかあります。実際に、ピーリングに以下のような治療を加え、治療期間の短縮を目指しているクリニックも多数存在します。

抗菌薬の飲み薬を使用

ニキビの治療の場合、ピーリングと併せて抗菌薬を内服することで、ピーリングによる治療期間の短縮が可能となることがあります。使われる薬はミノマイシンなどが一般的で、これはニキビの原因となるアクネ菌を殺菌する働きが期待できる抗菌薬です。

美白剤の使用

シミの改善目的であれば、アルブチンやコウジ酸、ハイドロキノン、レチノインといった美白成分配合の化粧品を併用するとよいでしょう。 ただし、施術直後は肌が敏感になっているので、それまで使っていた化粧品が一時的に合わなくなることがあります。場合によっては腫れ、かぶれ、ただれなどのリスクもあるため、スキンケアについては医師に相談するのがおすすめです。また、クリニックで美白剤やそれに類する薬などを処方してもらえる場合は医師の指示のもと使用してください。

保湿ができる施術

ピーリングによって肌は乾燥しやすくなります。乾燥すると皮脂分泌が過剰になり、ニキビが悪化する場合があります。その他、シワができやすくなったり、肌のバリア機能が低したりするので肌トラブル全般が生じやすくなります。 そこで、ピーリングと並行してエレクトロポレーションといったイオン導入(弱い電流を流して美容成分をイオン化し、皮膚に浸透させる治療法)の施術を行うことをおすすめします。こういった施術でしっかりと保湿を行うことで、ピーリングの効果をより感じることができるようになるでしょう。

ピーリングを受ける際の注意事項

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ピーリングは安全性が高く、肌への負担も少ないとされています。しかし、施術を受けるにあたっていくつかの注意点があるため、よく確認しておきましょう。

他の治療と併用できないことがある

ピーリングを行う前日は、顔剃りやパック、スクラブ洗顔など角質を傷める恐れがある行動は避けましょう。ピーリングが必要以上に深くなり、トラブルにつながる可能性があります。 また、他でピーリング治療を行っている人や、日焼けしている人、脱毛直後の人、とびひや口唇ヘルペスなど感染性の疾患のある人は受けられません。妊娠中や敏感肌などの人も事前に医師に必ず相談してください。

必ず医師のいるクリニックで行う

エステティックサロンで受けられるピーリングは、肌表面の状態を整えたり、化粧のりを良くするといった美容効果が目的です。トリクロロ酢酸やフェノールを用いて、疾病の治療のために行うことは法律で禁止されているので、ニキビやシミなどの改善を目的とする場合は、必ず医師の常駐するクリニックで受けるようにしましょう。

まとめ

ピーリングは2週間から1カ月に1回の頻度で、複数回行うことで肌トラブルの改善が期待できる治療法です。ニキビやシミなどにはある程度の時間が必要ですが、回数を重ねれば徐々に肌が生まれ変わるのを実感できるでしょう。医師とよく相談して、適切な頻度で受けるようにしてください。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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