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にきび治療の第一選択肢「ピーリング」とは?効果や注意点を徹底解説!

ピーリングとは、皮膚に薬品を塗って表皮を剥くことで、古い角質を取り除き、肌の新陳代謝を促す効果が期待できる治療法です。日々の洗顔や保湿などのアクネケアに加えて、ニキビケアとしてまずはじめに検討される手法の一つとして知られています。今回はピーリングとはどういったものなのか、にきびへの効果や注意点についてご説明します。

久保田 なお医師

この記事の監修者:久保田 なお

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美容皮膚科・美容外科医として、医療行為として美を提供しています。美容など女性の悩みに関して相談にのっています。

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ピーリングのにきびに対する効果とメカニズム

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そもそもにきびとは、過剰に分泌された皮脂や老廃物が毛穴に詰まることでアクネ菌が繁殖し、肌が炎症を起こしている状態です。にきびに関するピーリングでは、グリコール酸という薬剤を肌の表面に塗り、皮膚を剥がすことで化膿しているにきびが破れたり、炎症で狭くなった毛穴の入り口を少し広げてあげたりすることで、溜まっている膿を排出することができます。 また、毛穴に詰まった老廃物などを毛穴から剥がしてくれるため、にきびの治癒や再発防止に効果があるとされています。ただし、ニキビ跡に対する効果についてはまだ明確にはわかっていません。

にきび治療のためのピーリングの頻度

ニキビ治療のために行うピーリングの頻度は、にきびの状態や治癒の度合いによって異なりますが、中程度であれば2週間に1度の施術を平均6回行うのが一般的です。なお、症状が改善してきた場合は、4〜6週間に1度程度の頻度で行うとよいでしょう。

にきびに対するピーリングの効果を感じるまでの期間

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ピーリング効果を実感するまでにはどのくらいの期間を要するのでしょうか。それぞれ個人差があり一概には言えませんが、はじめは目立った効果が見られなくても、回数を重ねていくうちに改善がみられることもあります。ここからはピーリングを行った後の症状や注意点についてご説明していきます。

1回で膿が出やすい状態になる

にきび治療を目的としたグリコール酸によるピーリングを行うと、表面の皮膚が剥がれることで化膿したにきびが破れやすくなるため、一度の施術で膿が排出されやすい状態になります。そのため、膿がたまったニキビに悩んでいる方は、一度の施術で効果を実感できることもあります。

新しいにきびができるまでの期間が徐々に長くなる

ピーリングを続けていくと、新しくにきびができるまでの期間が少しずつ長くなります。具体的には、中程度のにきびで平均6回程度のピーリングを、重症化したにきびであれば、平均10回程度のピーリングを行うと、急激にニキビのできづらさを実感したり、皮膚の赤みが改善されたりするといったデータがあるため、この頃に経過を見て、状態が好転してきた場合は施術の間隔を伸ばしたりするなど、医師と相談しながら施術頻度を決めるのがよいでしょう。

ピーリングの治療期間を短縮するためのコツ

にきび治療の場合、ピーリングと抗菌薬やビタミン剤の内服を併用することで、ピーリングの治療期間短縮を図れることがあります。抗菌薬は細菌を破壊したり、繁殖するのを防ぐ働きがあり、ビタミンはにきびの原因となる皮脂の分泌をコントロールしてくれる役割があります。

にきびに対するピーリングを受ける際の注意点

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にきびの治療目的でピーリングの施術を受ける場合にはいくつか注意点があります。ピーリングを受けてから肌に問題が出たとなっても手遅れとなるため、施術を受ける前にあらかじめ理解しておきましょう。

悪化したように感じることがある

ピーリング施術後は角質が薄くなっていることから乾燥や赤み、ほてりなどの症状が現れることがあります。その場合は刺激の少ない化粧水などでしっかりと保湿を行いましょう。なお、薄いかさぶたのようなものができる場合もありますが、無理やり剥がさないようにしましょう。 2〜3日は古い角質が剥がれ落ちたり、にきびの化膿部分が破れることがあり、肌状態が一見悪化したように見えることがあります。ただ、あくまでも治癒の初めの状態であるため、過剰に心配する必要はありません。 また、紫外線への肌の耐性が弱くなっているため、日焼け止めなどの紫外線対策を入念に行う必要があります。

他の治療と併用できないことがある

1ヶ月以内に他のケミカルピーリングやレーザー、電気、ワックス脱毛などといった他の治療を行っている場合にはピーリングが行えない場合があります。施術前に角質が薄くなって傷んでいる状態の場合、必要以上に皮膚を剥がしてしまうためです。 さらに、クリニックでピーリングを行っている場合には、自宅でのセルフピーリングも避けるのがよいでしょう。

必ず医師のいるクリニックで行う

ピーリングはクリニックでもエステサロンでも施術ができますが、エステサロンでは安全性を考慮し、疾患を治療する目的でのピーリング施術が禁止されています。したがって、TCA(トリクロール酢酸)ピーリング、フェノールピーリング等の薬剤の使用ができません。さらにエステティックサロンの場合、法的にも使用して良い薬品の濃度などが不明瞭な点があるため、まずは医師のいるクリニックでの施術を検討するのがよいでしょう。

まとめ

ピーリングは皮膚を薄くすることでにきびの原因である毛穴の詰まりを解消したり、その後の再発を防いだりする効果が期待できます。ただ、皮膚を剥がす行為であるため、方法を間違えてしまうと、にきび治療どころかえって肌にダメージを与えてしまうことになりかねません。にきび治療のピーリングを検討する際は、まず医師に相談し、自分の肌の状態をしっかりと理解した上で施術に臨むことが大切と言えるでしょう。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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