適応ギリギリの施術を可能にする✨二重全切開銀座TAクリニック / 女性

お気に入りの症例は左下のボタンよりいいね・クリップをしておくと後で簡単に見返せます👨🏻‍⚕️ 全切開二重 〜開瞼抵抗を意識することで適応ギリギリの施術を可能にする〜 上が術前、下が術1ヶ月後 術前の写真からは中等度眼瞼下垂（上瞼が瞳孔にかかっている）のように見えますが、皮膚のたるみが多く実際は軽度眼瞼下垂（目の開きは悪いが上瞼が瞳孔まではかかっていない）の方。本来は全切開＋眼瞼下垂修正の適応ですが、予算的に眼瞼下垂修正はどうしても厳しいとのこと。 これは治療選択にかなり迷うところで、1,埋没でとりあえず二重にしておき（その場合挙筋をintactに保つため瞼板法で表留めがよいでしょう）眼瞼下垂修正の予算がたまるまで待つ、2, 全切開でたるみをとることで開瞼は良好とは言えないまでもある程度の開瞼の二重をつくるのどちらか悩ましいところでした。 1を選ぶ場合、狭い二重を作ると余った皮膚が覆いかぶさりほぼ見た目の変化はなし、広い二重を作ると目が開けられず非常に眠たそうな印象となるでしょう。 埋没法はリスクは少ないですが実質メリットもほぼないでしょう。 2, 全切開は皮膚のたるみが取れる分、見た目の開瞼は上がることや、開瞼抵抗が取れることで実際の開瞼も僅かに上がる可能性はありますが、将来的に眼瞼下垂修正が必要となる可能性が高いことを考えると不用意な侵襲は避けるべきと言えるでしょう。 すなわちベストな選択肢は全切開＋眼瞼下垂修正の予算が確保できるまで何もしないことでしょうが、患者様のご希望は一刻も早く二重にしたい、目の開きはある程度でいいとのことであったので苦渋の選択の上、全切開のみを行うことにしました。 全切開を行う際には開瞼抵抗を意識する必要があり、特に軽度眼瞼下垂に対して全切開のみを行う場合、開瞼抵抗に対する意識がシビアに要求されます（中等度以上の眼瞼下垂に対して通常の全切開は禁忌である）。 二重瞼は重りのようなもので、二重幅が広いほど重たい荷物を持っていることに等しいです。 目の開きが弱い＝荷物を持ち上げる力が弱いということなので、重い荷物＝広い二重幅を持ち上げるためには強い筋力＝良好な開瞼が必要になります。 筋力を上げるためには、眼瞼下垂修正の施術がベストなのですが、それ以外にも目を開ける動きの妨げとなっている要素があるので、全切開の際、目を開く筋肉の動きの妨げとなっている要素を取り除くことで筋肉の動きが滑らかとなり目の開きが改善することがあります。 今回の症例では狭めの二重幅にすること、開瞼抵抗を可及的に取り除くこと、皮膚のたるみを適切に取り除くことにより、軽度眼瞼下垂に対し、通常の全切開のみでなんとか許容範囲の開瞼で二重瞼を作成しました。 再三繰り返しますが本来は全切開＋眼瞼下垂修正の適応ですが、工夫を凝らすことで低コストで患者様には喜んでいただけた症例です。 本症例の開瞼が通常の全切開を行ってもよいギリギリのラインと思われますがデザインや治療戦略を少し誤ると目が開かなくなるハイリスク症例と言えるでしょう。 【全切開法】 ∟半永久的な効果が期待できる、切開での二重形成術。 片目：230,200円 両目：328,900円 ※価格は全て税込み表記です。 ROOF切除が必要な場合は別途。 ■想定されるリスク 腫れ、痛み、内出血、傷跡等※施術１週間後に抜糸あり 【上眼瞼切開術】 ∟まぶたのたるみをスッキリさせて、若々しいお目元を形成。 片目：269,500円 両目：385,000円 ※価格は全て税込み表記です。 ■想定されるリスク 腫れ、痛み、内出血、傷跡等※施術１週間後に抜糸あり

230,200円～

腫れ、痛み、内出血、傷跡等※施術１週間後に抜糸あり

〜まとめ〜 軽度眼瞼下垂に対しては全切開＋眼瞼下垂修正が第一選択であり、通常の全切開は原則行うべきでない。 中等度以上の眼瞼下垂に対しては通常の全切開は禁忌である。 埋没法は一時しのぎとして選択肢には入るが、皮膚のたるみが強い場合埋没法はほぼ無効である。 軽度眼瞼下垂に対してどうしても全切開単独で行う場合、開瞼抵抗を意識し、開瞼を落とさない、むしろ向上させることが必要である。