エラ・小顔ボトックスとは?ダウンタイム経過やメリット、デメリット、費用について。失敗しないため向いてない人も徹底解説!
顔が大きく見えるのにはいくつかの原因がありますが、エラ・小顔ボツリヌストキシン治療は耳の前下のエラの筋肉が張っている際に適した治療法です。
ボツリヌストキシン注射を行うことで、角ばった輪郭がシュッとしたシャープなラインになります。
エラ・小顔ボツリヌストキシン注射とは
※一般的によく使われている「ボトックス」という名前は、アラガン社という製薬メーカーが製造している商品の名前です。そのためこの記事では、全体の薬剤の意味で使われている「「ボツリヌストキシン」という言葉で解説します。
エラとは
「エラが張っている」というと、野球のベースに似たような5角形の角ばった輪郭を想像するでしょう。
エラはまさにベースの左右にある角の部分で、耳の前下の部分が外側に出っ張っていると、「エラ張り」の状態になります。
この部分が出っ張っている場合、骨格か筋肉かのいずれかが原因になります。
自分で調べるセルフチェック方法としては、エラの部分に軽く手を添えて、思いっきり奥歯をかみしめてみてください。
かみしめた際にエラの部分が膨らんだ際は筋肉(咬筋)が原因で、噛み締めても特に変化がない際には骨格(下あご)がエラ張りの原因となります。
骨格がえらの原因の場合はエラの骨を削る骨削り術を行います。
エラ・小顔ボツリヌストキシンとは
ボツリヌストキシンは筋肉の動きを緩和する作用のある製剤です。
ボツリヌス菌から抽出されたボツリヌストキシンというたんぱく質によってできており、筋肉が収縮する際に神経の端っこから放出されるアセチルコリンという物質を放出されにくくする働きがあります。
エラ・小顔ボツリヌストキシンでは耳の前下の発達しすぎた筋肉(咬筋)の働きを弱め、筋肉を萎縮させることでフェイスラインのシャープにする治療法です。
輪郭がシャープになるだけではなく、歯ぎしりや顎関節症の解消といった効果もあります。
ボツリヌストキシンの種類
一般的によく使われている「ボトックス」という名前は、実はアラガン社という製薬メーカーが製造するボツリヌストキシンの名称です。
ボトックス以外にもボツリヌストキシンを使った同じような製剤はいくつかあります。
ボトックスビスタ(アラガン社製)
世界でも最も使用されているスタンダードなボツリヌストキシンです。日本はもちろん、アメリカ、ヨーロッパ各国でその効果は認められており、80ヵ国以上で治療承認を得ています。
ゼオミン
ドイツのMerz Group Service GmbH社が製造したボツリヌストキシンで、FDA認可済です。
ニューロノックス
韓国Medy-Tox社製のボツリヌストキシンです。リーズナブルな点が一番の特徴です。
ボツリヌストキシンの用途
エラ・小顔治療で使用されるボツリヌストキシンですが、それ以外にも様々な用途で活用されています。
多汗症治療
わき汗治療としても使用されています。その他、額や手の平の汗治療でも使用されます。
表情じわの改善
眉間にしわを寄せたりあごをすぼませるなど、表情を作った際の筋肉の動きによってできるしわはボツリヌストキシン注射で改善することができます。
ふくらはぎを細くする
筋肉の働きを弱めることができるボツリヌストキシンは、ふくらはぎの筋肉を小さくする目的でも活用されています。
いわゆる子持ちししゃもと言われるようなふくらはぎの方に適しています。
エラ・小顔ボツリヌストキシンのメリット
ダウンタイムがほぼない
ボツリヌストキシンは術後の腫れや赤みもほとんどなく、製剤によっては注入時に麻酔を使用しなくても痛みをそれほど感じない施術です。
注入は5分ほどで終わるため手軽に受けることができます。
1回の注入で3か月~半年程度持続
一度の注入で3か月~半年程度持続します。
2回目以降も定期的にボツリヌストキシン治療を行うと、効果持続期間が少しずつ長くなります。
歯ぎしりや顎関節症の改善にも
ボツリヌストキシン注射によってエラの筋肉の働きを抑制することで、歯ぎしりや顎関節症の改善につながることも多いです。
エラ・小顔ボツリヌストキシンのデメリット
筋肉が動かしにくくなることも
筋肉の動きを抑制する働きがあるボツリヌストキシンですが、注入量が多かったり注入する部位によっては筋肉が動かしにくくなることもあります。
頬がこけてしまうことも
ボツリヌストキシンを注射する際に、下顎角だけではなく頬骨の近くにまで薬剤をいれてしまうと、頬の一部が窪んだりこけてしまうことがあります。
ボツリヌストキシン注射に慣れた医師に施術してもらうようにすることでこのようなケースは避けることができます。
エラ・小顔ボツリヌストキシンの向いてない人
エラが張っている原因が骨格の場合は、ボツリヌストキシン注射を行ってもエラ張りを改善することはできません。
この場合はエラの骨削り等を行い小顔にします。
エラ・小顔ボツリヌストキシンのダウンタイム
ボツリヌストキシン治療によるダウンタイムはほぼありませんが、場合によっては2,3日ほど赤みが出ることがあります。
注入後もすぐにメイクをすることが可能です。
術後は注入部位をあまり強くもんだりしないようにしてください。
エラ・小顔ボツリヌストキシンの注意点
エラ・小顔ボツリヌストキシンは注入後、2~3週間ほどで効果が現われます。
その後は3か月~半年程度効果が持続し、その後少しずつ元に戻ります。
エラ・小顔ボツリヌストキシンの手術について
まずは診察でエラの状態を確認します。
希望によって麻酔(麻酔クリームなど)をします。
ボツリヌストキシン注射を行います。
注射部位をガーゼなどで圧迫します。
エラ・小顔ボツリヌストキシンの費用感
ボツリヌストキシンの種類やクリニックによって価格が異なります。
4,000円~150,000円