CO2レーザーでほくろを取る施術の費用は?重要なのは施術後の日焼け対策
誰にでもあるほくろですが、目立つ場所にある、あざのように大きい、盛り上がっているなど、ほくろにコンプレックスを抱えている人もいるのではないでしょうか。 ほくろは、CO2レーザーで取ることができます。短時間でほくろを取り除くことができ、痛みも少なく、跡も残りにくいと人気です。 そこで、CO2レーザーでほくろを取る施術法について紹介します。
CO2レーザーは、炭酸ガスレーザーとも言われます。波長10,600 nm(ナノメートル)の目に見えない赤外線領域の光を発するレーザーです。
皮膚の中にある水分に反応する特徴があり、CO2レーザーが細胞内の水分に当たることで熱エネルギーが発生します。医療機関では、美容外科の他に、皮膚科や歯科などでも活用されています。
ほくろだけではなく、イボやシミを取る手術でも、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)が使用されます。
麻酔をした後、取りたいほくろやイボにCO2レーザーを照射すると、レーザーが患部の細胞内の水分に触れて一瞬で蒸散し、ほくろやイボを削り取ることができるのです。
この施術の特徴は、狙った患部のみを除去することができることです。皮膚の奥や、ほくろの周辺皮膚といった場所にはダメージを与えず、取りたいほくろやイボのみを除去することができます。
また、唇や目の周りのような敏感な部分にも施術が可能です。CO2レーザーによる施術時間は5~10分と、メスを使う手術よりも短時間で済みます。また、出血を伴わず、傷跡も残りにくいと人気を集めています。
CO2レーザーは、ほくろであればどのような場合でも使用できるかというと、そうではありません。
下記については、使用が禁止されています。
皮膚がん
前がん病変
強い日焼けの後
施術後に日焼けをする予定の人
CO2レーザーの照射後の肌は、紫外線を吸収しやすくなっています。施術を受けた後は、1か月程度日焼け対策を行いましょう。
一言で「シミ」と言っても、いくつか種類があります。多くの人が悩むのは、加齢に伴って出てくる「老人性色素斑」と呼ばれるものです。この他にも、30~40代女性に多い「肝斑」、幼いころからある「雀卵斑(そばかす)」など、同じように見えるシミでも種類は異なります。
すべてのシミに同じアプローチが効くわけではなく、それぞれに対して有効な方法を採ることが大切です。
CO2レーザーは、シミの中でも老人性色素斑に効果があります。老人性色素斑をどうにかしたいと悩んでいる人は、化粧品や美容液に加えて、短時間で悩みが解消するCO2レーザーでの美容整形も検討してみるとよいでしょう。
CO2レーザーを使った施術では、メスを使わず、レーザーを照射してほくろを削り取るため、痛みや腫れは少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。
CO2レーザーの施術直後は、ほくろを取った箇所が少しくぼみ、赤い跡が残りますが、自然に回復していきます。個人差はありますが、早ければ手術後数時間から赤みが消え、長引く場合でも2か月後には目立たなくなります。
CO2レーザーの照射後は、皮膚が軽いやけど状態になっているため、軟こうを塗って皮膚の再生を助ける必要があります。
また、皮膚はおおよそ1週間~2週間程度で再生しますが、再生した皮膚は薄く日焼けに弱いため、色素沈着が起きないように日焼け止めクリーム(紫外線を吸収しないタイプ)でカバーするようにします。
術後約2週間は、保護テープを貼って患部を保護します。保護テープは目立ちにくい色をしており、上からメイクをすることも可能なため、施術後すぐにテープの上からメイクをして帰ることができます。
保護テープの使用が終了した後、くぼみや赤い跡が元に戻るまでは、気になるようであればコンシーラーやファンデーションを使って隠すとよいでしょう。
CO2レーザーは、美容整形の中でも比較的手軽に受けることができ、小さなほくろやイボ、シミの場合、1,000円から施術可能なクリニックもあります。
ほくろの個数や大きさによって費用が変動しますが、相場としては1,000円~20,000円が目安となります。
CO2レーザーを患部に、どのように当てるかによっても費用は異なってきます。平らなほくろの場合、1個当たりの値段で設定しているクリニックが多く、ほくろの直径がミリ単位で大きくなるにつれて高くなっていきます。
また、首イボのように小さなイボが多発的にできている箇所は、クリニックによって価格の設定方法が異なっています。イボ1個につき2,000円前後となっているところもあれば、首全体で40,000円~50,000円としているクリニックもあります。
施術を受けるクリニックではどのような料金体系になっているのかをしっかりチェックしましょう。カウンセリングの段階で、費用がいくらかかるのか医師やスタッフに確認しておくことが大切です。
CO2レーザーのほくろ除去手術を受けた場合、合併症として色素沈着が起きる可能性があります。基本的に、施術後にできたくぼみや跡は自然に治っていきますが、その跡がそのまま残り黒ずんでしまうことがあります。
また、施術後の日焼けによって色素沈着が起きてしまうこともあります。前述の通り、施術後の肌は紫外線を吸収しやすい状態のため、ちょっとの日焼けでもすぐに色素沈着が起きてしまうのです。
施術前に担当医にリスクや対策を確認した上で、施術後の色素沈着が気になる場合は施術を受けたクリニックに相談し、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
CO2レーザーによってほくろやイボを取ることで、顔の印象が変わるだけではなく、コンプレックスも解消され、それだけで気持ちが明るく変化するはずです。
どうしても気になるほくろやシミがある人は、ぜひ参考にしてみてください。
ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
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