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上まぶたの脂肪を取る方法は?ダイエットでまぶたは薄くなる?

「むくんでいるわけではないのに、上まぶたが腫れぼったい」という悩みは、どうすれば解消できるのでしょうか。日本人はまぶたが厚い人が多くため、女性だけではなく男性でも上まぶたの脂肪に悩んでいる人がいます。 そこで、上まぶたの腫れぼったさを解消する「上眼瞼脱脂術」について、施術のリスクや費用も併せて紹介します。

山本 豊医師

この記事の監修者:山本 豊

山本クリニック

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東京医科大学卒業後、東京医科大学大学院修了。東京医科大学外科学第一講座、自由が丘クリニック勤務後、ニューヨーク大学形成外科に留学。その後、山本皮フ科形成外科勤務、昭和大学病院形成外科にて研修を行い、独立開業。

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日本人はまぶたが厚い?

日本人は、欧米人に比べてまぶたが厚く、一重の人が多いです。これはモンゴロイド(黄色人種)の特徴です。モンゴロイドのまぶたが厚いのは、遺伝子的に仕方のないことでもあるのです。 そう言われても、スッキリした薄いまぶたに憧れる人は多いでしょう。むくみが原因でまぶたが腫れぼったいのであれば、マッサージや食生活の改善で対処することができます。 むくみが原因ではなく、脂肪によってまぶたが腫れぼったくなっている場合は、脂肪を取る手術が有効です。

上まぶたの脂肪取り手術とは?

上まぶたの脂肪を取る手術は、「上眼瞼脱脂術」と言います。二重切開やまぶたのたるみ取りの手術も同時に行われることがあります。もともと二重の人であれば脂肪のみの除去が可能です。 上まぶたの脂肪を取る方法は、「注射を使う方法」か「切開を行う方法」が一般的です。もう少し具体的に、脂肪取りの手術について見ていきましょう。

注射による上まぶたの脂肪取り

注射で脂肪を取る方法は、BNLSなどの脂肪溶解注射を打ち、1週間ほどかけて脂肪を分解して体外へ排出するというものです。 上まぶたの脂肪には、3種類の脂肪細胞があります。
皮下脂肪(目の皮膚の下にある脂肪)
隔膜前脂肪(目の周りを覆う眼輪筋の裏側にある脂肪)
眼窩脂肪(隔膜前脂肪の下にある眼窩隔膜という薄い膜に覆われた脂肪)
脂肪溶解注射は皮下脂肪に対して行いますが、薬液は隔膜前脂肪や眼窩脂肪まで浸透していくため、全体的に上まぶたの脂肪を減らすことができます。 脂肪の量には個人差があるため、注射の本数や回数はカウンセリングで決めることになります。隔膜前脂肪と眼窩脂肪を確実に取るためには、次に紹介する切開手術が望ましいでしょう。

切開手術による上まぶたの脂肪取り

切開手術はまぶたの皮膚を切り、そこから脂肪を取り除く方法です。 切開手術には、次の2つの種類があります。
眼窩脂肪除去(上眼瞼脂肪除去法)
隔膜前脂肪除去(ROOF切除)
それでは、それぞれの方法について解説していきます。

眼窩脂肪除去

眼窩脂肪除去は、二重まぶたの埋没法と同時に行われることが多く、一緒に受けることで上まぶたの中央の腫れぼったさを軽減することができます。クリニックによっては、シェーマやシェイプ法とも呼ばれ、切開せずに針穴程度の穴を開けて脂肪を取り出します。 手術の流れとしては、局所麻酔をし、二重のラインの一部に針穴を開け、脱脂を行います。針穴は2㎜程度で、傷跡は徐々に気にならなくなるでしょう。手術時間は、30~60分程度が一般的です。

隔膜前脂肪除去

隔膜前脂肪除去は、クリニックによってはROOF手術と呼ばれます。上まぶたの眉毛に近い部分の腫れぼったさを改善する手術です。「眼窩脂肪除去」よりも大きな切開が必要となるため、皮下出血等のリスクは大きくなります。同時に二重切開や、眉下切開を行うことが多い手術でもあります。 もともとまぶたが腫れている人や、過去に二重整形をしてまぶたが厚く見えるようになってしまった人に適した方法です。手術は1時間程度で終わります。

上まぶたの脂肪取り手術の費用

上まぶたの脂肪を取る際は、脂肪溶解注射を選ぶか、切開手術を選ぶかで費用は異なります。また、脱脂手術だけではなく、二重手術や眉下切開、眼瞼下垂手術などと同時に行う場合もあります。その場合は、費用が高額になってしまうでしょう。 脂肪溶解注射の場合も、1回で終わることもあれば、数回打たなければ希望どおりの仕上がりにならないこともあります。回数が増えると、その分費用もかさむことになります。 費用はどのくらいになるかは、カウンセリングの際にしっかり確認しましょう。 上まぶたの脂肪を取る施術について、目安となる金額を下記にまとめました。
費用の目安
脂肪溶解注射 1本:8,000〜60,000円 眼窩脂肪除去(上眼瞼脂肪除去法) 片目:50,000~180,000円 両目:80,000~259,000円 隔膜前脂肪除去(ROOF切除) 片目:210,000円 両目:62,000~378,000円

上まぶたの脂肪取り手術のダウンタイム期間

脂肪溶解注射の場合は、患部に皮下出血ができることがありますが、1~2週間程度でほぼ消失します。 切開手術では、多くの場合、術後3~4日は強い腫れや赤みが生じ、その後2週間ほどかけて少しずつ赤みは減っていきます。内出血が生じたる場合は、目の周辺が紫色~黄色っぽくなります。通常は1~2週間で自然になくなっていきます。 抜糸が必要な場合は、術後5日程度で行います。抜糸をしたあとは、目元のメイクが可能になります。 洗髪やシャワーは、施術当日から可能です。入浴は1週間程度の期間は控えるよう医師に言われる場合があります。洗顔は当日から水洗いができ、翌日以降は洗顔フォームを使用することができる場合もあります。 クリニックや受けた術式によってダウンタイム中の注意事項は異なります。しっかりと確認しておきましょう。

上まぶたの脂肪取りのリスク

目の周りの脂肪がなくなることで、目元はスッキリし、ぱっちりと大きな目になります。しかし上まぶたの脂肪を取る施術には、リスクが全くないわけではありません。 どのようなリスクがあるのかを解説します。

脂肪の取りすぎで老け顔に

脂肪を取りすぎてしまうと、目元がスッキリするどころか逆にくぼんでしまい、見た目が老けてしまうことがあります。 まぶたの脂肪は、単純に多く取り除けばよいというものではありません。経験豊富な医師であれば、手術中に実際のまぶたの状態に合わせて、調整しながら脱脂をします。医師の熟練度合いは、金額からはわかりません。カウンセリング時の対応や施術実績などをしっかり確認して判断するようにしましょう。

かえって目が開きにくくなることも

切開手術で脂肪を取り過ぎると、切開部分がまぶたを動かす筋肉である眼瞼挙筋と癒着してしまう場合があります。そうなると、大きな目になるどころか逆にまぶたが開きにくくなってしまい、眠たそうな目元になってしまいます。 結果としてまぶたが開きにくくなる眼瞼下垂になってしまうこともあるのです。その場合は、修正手術が必要になることもあります。

上まぶたの脂肪ケアは自力でできる?

美容整形で目元の腫れぼったさを解消する前に、セルフケアでスッキリさせたいと考える人もいるでしょう。そこで、目の腫れぼったさを解消するマッサージを紹介します。

マッサージでケアが可能

マッサージのやり方は簡単です。親指の腹で眉下のくぼみの部分を軽くマッサージします。目の周りのリンパをマッサージすることにより、血行が良くなってまぶたの脂肪を落としやすくなるでしょう。 温めたタオルやホットアイマスクを利用することもおすすめです。目の周りを温め血行を良くし、温めた後はまぶたの筋肉を意識しながら、目を見開いたり閉じたりを2~3回繰り返します。

ダイエットでまぶたの脂肪が減る可能性も

ダイエットで体全体の脂肪を減らしていくと、じきに顔も痩せていきます。 例えば、ジョギングなどの有酸素運動で代謝を上げていくと、脂肪やむくみが減っていきます。施術を考える前に、まずはダイエットを始めてみることもおすすめです。

まとめ

「まぶたをスッキリさせたい」「二重にしたい」と言う人は、上まぶたの脂肪を取る注射や手術が有効です。手術にはリスクが伴うため、不安な点はカウンセリング時に解消しましょう。 施術費用はクリニックによって異なります。事前によく確認することをおすすめします。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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