二重整形の施術方法全部網羅します!メリット・デメリットや選び方とは
二重整形は美容整形の中でも人気が高い施術です。一重まぶたや目が小さいことに悩んでいる方なら、一度は二重整形を考えたことがあるかもしれません。ただ、ひとくちに二重整形といってもさまざまな施術方法があります。そこで、二重整形を考えている人に知ってほしい、施術方法と効果を詳しく解説します。
メスを使わず、希望する二重のラインに糸を通すことで、糸によってまぶたが引き上げられて二重になる方法です。まぶたの裏側から糸を通して二重を作るので、間近で見ても手術跡はほとんどわかりません。ただし、人によっては2~3年程度で糸が自然に取れてしまうこともありますが、逆に言えば糸を取ることで元に戻すことができるとも言えます。
さらに、ダウンタイムが短いというメリットがあり、術後は多少の腫れがありますが、翌日からメイクが可能です。ただ、なんらかの原因で糸がほつれてまぶたの裏にある結膜に触れてしまうと、チクチク痛んだり涙が止まらなくなったりすることがあります。放置すると角膜が傷ついて視力が低下してしまうこともあるので、この点は注意したいところです。
切開法はメスで皮膚や脂肪を切り取る方法です。目幅全体にメスで切れ目を入れて縫い合わせ、二重を作ります。まぶたが厚い方やたるみがある方などは、脂肪を取り除いて二重を定着しやすくすることもあります。一方、まぶたの脂肪が少なく、厚みが少ない方は、まぶたの一部を切開するだけで二重を作れるので、その分ダウンタイムも少なくなります。
また、切開法の効果は半永久で、埋没法のように元に戻ることはありません。まぶたが厚い方は埋没法で二重を作ってもとれやすいのですが、切開法なら、まぶたが厚い方やまぶたの皮膚が余ってしまう方にもおすすめできます。
デメリットとしては、切開するため腫れやすく、元に戻せない点が挙げられます。また、費用も埋没法より高価な傾向があります。
目が小さく見える原因が、眼瞼下垂である場合もあります。眼瞼下垂とは、瞳の一部がまぶたで隠れて視野が限られてしまう状態で、意識してまぶたを上げようとしてもまぶたは垂れ下がったままです。症状が進むとストレスから肩こりや頭痛が起こることもあります。
治療では目を開く時に使う筋肉(上眼瞼挙筋・じょうがんけんきょきん)を短くする方法を取ります。施術方法は2種類あり、筋肉を折り込んで糸で留める埋没式は、まぶたの内側から糸を通して固定するので、傷跡がわかりにくく、痛みや腫れが少ないのが特徴です。ただ、重度の眼瞼下垂の方は、糸で縛っても取れてしまうことがあるので不向きな場合があります。
もうひとつの切開法では、上まぶたに沿って皮膚を切り、筋肉とその土台となる膜の部分をまぶたの内側に縫い付けて短くします。この時、たるみがある場合はその部分を切り取って調整することもあります。切開する分痛みや腫れは長引きますが、効果は半永久的であり、重度の眼瞼下垂の方にも対応できます。
また、眼瞼下垂の治療には健康保険が適応されるというメリットもあります。二重整形のためにクリニックに行ったところ、眼瞼下垂と診断されて眼瞼下垂治療をすすめられることもあるため、覚えておきましょう。
二重にする方法ではありませんが、まぶたの脂肪が厚い方は、上まぶたの脂肪を取り除くことで腫れぼったさが解消されたり、二重のりが使いやすくなったり、もともと二重の方は、よりクッキリとした二重になったりするというメリットがあります。まぶたが厚いために埋没法での施術が困難、かつ切開法にはためらいがあるという方はこちらがおすすめです。
脂肪取りでは、メスで切開して余分な脂肪を取り除きますが、傷がごく小さいので抜糸の必要がなく、翌日にはメイクが可能です。また、同時に二重形成も可能なのも魅力です。ただし、ごく小さな傷跡が残ってしまうことと、術後数日程度は痛みや腫れが出るというデメリットはあります。
たるみについては、たるんだ皮膚を切除することで改善できます。切開は二重のラインに合わせて行うことが多く、そのため、傷跡もそれほど目立ちません。まぶたの腫れや痛み、内出血が1~2週間程度続くことがありますが、徐々によくなっていきます。また、術後5日~1週間後に抜糸をするため、それまでは糸が気になるかもしれません。
そのほか、たるみは目元用HIFU(超音波を照射する治療)でもある程度改善が可能とされています。まぶたのたるみは気になるものの、メスを入れることに抵抗がある場合は、まずHIFU治療を検討してみてもいいかもしれません。
二重整形や目をぱっちりさせる方法にはさまざまなものがありますが、どの施術方法にもメリットとデメリットがあるので、自分の目の状態や希望に合った方法を選ぶようにしましょう。
美容のための二重整形としては埋没法と切開法が主流ですが、埋没法は傷跡が残らない反面、糸がとれてしまう心配があります。一方、切開法はまぶたが厚い人でもクッキリとした二重整形ができますが、ダウンタイムが長いのが難点です。
このほか、眼瞼下垂やまぶたのたるみを改善できる施術方法もあります。メリットとデメリットを考えて、納得できるまでカウンセリングで相談するのがおすすめです。
ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。