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上まぶたのたるみがイヤ!手術・セルフケアなど治療法に迫ります

上まぶたは年齢を重ねるとともに徐々にたるんでいき、疲れた印象を与えるようになります。 また、見た目の問題だけではなく、上まぶたのたるみが原因となって、頭痛や肩こりといった健康にも影響を及ぼすこともあるのです。 今回は、気になる上まぶたのたるみを解消するためのセルフケアや治療法などについて解説します。

山本 豊医師

この記事の監修者:山本 豊

山本クリニック

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東京医科大学卒業後、東京医科大学大学院修了。東京医科大学外科学第一講座、自由が丘クリニック勤務後、ニューヨーク大学形成外科に留学。その後、山本皮フ科形成外科勤務、昭和大学病院形成外科にて研修を行い、独立開業。

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上まぶたのたるみの原因

上まぶたがたるむ原因には、加齢のほかに、まぶたの皮膚や筋肉などに問題が生じている場合があります。

加齢による変化

年齢を重ねると、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少し、肌全体がたるみやすくなります。 まぶたの皮膚も同様で、年齢を重ねると皮膚にたるみが出ます。皮膚のたるみ以外にも、上まぶたを開ける筋肉・腱膜である「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)・挙筋腱膜(きょきんけんまく)」の機能も低下していきます。 紫外線予防や食生活、スキンケアなどの生活習慣によって、老化のスピードは大きく変わってきます。早めにケアすることが大切です。

まぶたを上げる腱膜の伸び・切れ

まぶたの筋肉である眼瞼挙筋は、腱膜を通してまぶたの裏側のふちにある瞼板(けんばん)につながっています。眼瞼挙筋が収縮し、その動きにつられて腱膜が瞼板を引き上げることでまぶたが上がります。そのため、腱膜が伸びたり、切れたりすると、まぶたが上がりにくくなるのです。 腱膜は、目をこする動作やコンタクトレンズの着脱、アイメイクなどで、まぶたへの刺激が加わることでダメージを受けることが多いとされています。このような長年のちょっとした習慣がまぶたのたるみを悪化させます。たるみがひどくなったり、まぶたを上げる力が弱くなったりすると、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という治療が必要な状態につながっていきます。 眼瞼下垂になってしまうと自然治癒はできないため、日頃から注意していくようにしましょう。

まぶたがたるむことによるリスク

まぶたのたるみは、単純に「見た目が嫌だ」といった外見的な問題だけではなく、体調不良や精神的なストレスにもつながるリスクがあります。 まぶたがたるむことで起こるリスクには、以下が挙げられます。
視界の上のほうが遮られて見えにくい
いつも見上げて見るため、頭痛や肩こりがする
まぶたを上げるため、おでこにしわが寄る
まぶたがくぼんで影ができる
相手の顔を見て話ができなくなる
気分が落ち込む
たるみが悪化し、視界が狭くなると、日常生活に支障が出ます。見えづらいと感じたときは、早めに眼科や形成外科を受診し、診てもらうことが大切です。

たるみは自力で解消!?自宅でできるセルフケア

目の筋肉や腱膜が伸びたり切れたりして眼瞼下垂が起こった場合は、自然治癒やセルフケアでの改善は難しく、どうしても手術が必要となります。 そうなる前に、上まぶたのたるみをセルフケアしましょう。

目元と頭皮のマッサージ

まぶたがたるんだり腫れぼったい場合は、目の周りにあるリンパの巡りが滞り、筋力も低下している可能性があります。 目元のマッサージを取り入れましょう。眉毛の周りを人差し指と中指を使って軽くスライドさせ、こめかみをプッシュするだけで、リンパの流れが良くなりむくみが改善されます。 目の周辺は非常にデリケートなため、マッサージの際は必ずアイクリームや乳液などを使用してください。 また、目の周りだけでなく、頭皮のマッサージもすると効果的です。頭と顔は皮膚でつながっているため、頭皮マッサージ後は目元がスッキリしたことを実感できるでしょう。

アイプチや二重テープを使う

アイプチや二重テープを使用して二重の形を整えることで、目元の印象を変えることができます。最初は難しいかもしれませんが、慣れれば自分の好きな二重幅に調節でき、手軽に目元をスッキリ見せることが可能です。 ただし、長期間使い過ぎるとまぶたの皮膚が伸びてしまうため注意しましょう。

上まぶたのたるみを取る治療法は?

マッサージやアイメイクでは解消しきれない上まぶたのたるみを根本的に治すためには、外科的治療が必要です。 上まぶたのたるみを取り除く手術は、大きく分けて以下の3つです。
眉毛下皮膚切除法
眼瞼下垂手術
二重切開術
では、代表的なこれら3つの手術について説明していきます。

眉毛下皮膚切除法

「眉毛下皮膚切除法」は、眉下の生え際に沿って、上まぶたの余分な皮膚を切除して引き上げる術式です。 上まぶたそのものの筋肉は正常であっても、まぶたの余分な皮膚のため、まぶたが重く目が開きにくいという状態の人に適しています。 また、切除箇所が二重ラインではなく、眉下であるため腫れが少なく、術後は自然な仕上がりになるというメリットがあります。 デメリットとして、眉毛に沿って傷跡ができますが、メイクで目立たなくできます。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術には、いくつかの術式があります。 まぶたを引き上げる挙筋腱膜を短くつなぎ直して瞼板に再固定する手術や、眼瞼挙筋を短くすることでまぶたが開きやすくする手術などがあります。 一人ひとりの症状によって、手術方法は変わってきます。

二重手術

二重まぶたを形成することによって、上まぶたのたるみの改善につながる可能性があります。 二重まぶたを作る主な術式としては、メスを使わない「埋没法」、効果が半永久的な「切開法」のふたつに分けることができますが、軽度のたるみであれば「埋没法」でも二重を作ることで目元をスッキリ見せられる上に、他の手術に比べればチャレンジしやすいというメリットがあります。 また「切開法」の場合は、二重にするだけでなく、目の周りの脂肪やたるみも一緒に切除することができるため、二重と目のたるみ両方の改善が期待できます。

たるみ取りは切らない手術もある

上まぶたのたるみを改善する手術について、いくつか説明してきましたが、やはりまぶたの薄い皮膚へメスを入れるのは抵抗がある、という人は多いでしょう。 そのような場合に、切らない手術である「CMMR法」があります。 「CMMR法」とはまぶたの表面を切るのではなく、まぶたの裏側からアプローチをかけ「ミュラー筋」を短くする術式です。 「目元の印象を変えたいけど切るのは怖い」「目立つところに傷ができるのは嫌だ」といった人におすすめです。

上まぶたたるみ取りのダウンタイム

ダウンタイムとは、治療を受けてから回復するまでの期間を指します。治療法によってダウンタイム期間は大きく異なり、皮膚切除法の場合は、赤みや腫れが落ちつくまでに1~2週間ほどかかります。 また、縫合手術も行った場合は、4日~1週間後に抜糸が必要となるため、クリニックを再受診する必要があります。

ダウンタイム中の注意点

ダウンタイム中は、傷口を刺激したり、運動や入浴のような血流が良くなることをしたりすると、治りが遅くなるため厳禁です。 術後の洗顔やシャワー、コンタクトレンズの使用の際は、細心の注意を払うようにしましょう。ファンデーションやアイメイクは、指定された期間は必ず控えてください。不衛生なメイク道具を使うと感染症を引き起こすリスクがあります。 ダウンタイム中の外出時に目元が気になるようであれば、サングラスや目深な帽子を着用してカバーしましょう。 術後は見た目に大きな影響が出るため、手術当日だけではなく、その後のダウンタイムも考慮したスケジュールやプランを組むことが重要です。

上まぶたたるみ取りの手術費用

手術にかかる費用は、手術内容やクリニックによって差があります。 目安としては、両目で90,000円~350,000円、切らない手術である「CMMR法」は、おおよそ200,000円~250,000円ほどです。 もちろん手術費用以外にも初診料や診察料、薬代も別途かかることも忘れてはいけません。 クリニックによっては、モニター価格が設定されている場合もあります。料金について少しでも不明な点があれば必ず確認しましょう。 また、眼科や形成外科で「眼瞼下垂」と診断されると、保険適用で手術を受けることができます。

まとめ

上まぶたのたるみを解消する手術には、多くの種類があります。自分に合った治療法を選択することが大切です。 また、上まぶたがたるむ原因の中には「眼瞼下垂」の可能性もあるため、心当たりがある場合は眼科や形成外科を受診することをおすすめします。 上まぶたのたるみは、健康面や精神面に影響を及ぼすこともあります。少しでも気になる点があれば、一度クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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