トリビューメニュー美容医療・整形の口コミ予約アプリ | トリビュー[TRIBEAU]トリビュー検索

フラクショナルレーザーの後遺症や失敗例7つ!後遺症や失敗に悩まないためのポイントとは

フラクショナルレーザーとは、肌表面にごく微細なマイクロレーザービームを点状に照射する治療法で、レーザーによって肌に小さい穴を無数にあけることで皮膚が収縮し、ニキビ跡、しわ、毛穴、傷跡、たるみなどの改善を目指します。1回におよそ10~15%程度ほどが新しい肌になり、コラーゲンの再構築も促すため肌質の改善にも効果が期待されます。 しかし様々な後遺症も報告されているため、今回は、後遺症やリスクについて詳しくご紹介いたします。

久保田 なお医師

この記事の監修者:久保田 なお

  • 0口コミ
  • 0症例

美容皮膚科・美容外科医として、医療行為として美を提供しています。美容など女性の悩みに関して相談にのっています。

このドクターについて詳しく見る

フラクショナルレーザーの後遺症・失敗例

https://image.tribeau.jp/uploads/image/file/2130/da5b4bdf-53da-4754-83e5-8354aeafd53b.jpg
フラクショナルレーザーには以下のような後遺症や失敗など様々なリスクがあります。

効果が現れない

フラクショナルレーザー、レーザーの種類によって効果が変わるため、満足する効果が現れないことがあり、同じ機器でも肌と出力のバランス、密度、レーザーの重ね方や角度、治療の間隔などで結果は大きく異なります。 また、適切な治療を行っても酷いニキビ跡や深いシワ、リフトアップ、シミ改善などに対しては効果が期待できないため、これらの効果を望む場合には他の治療方法を選択することをおすすめします。

ダウンタイムが強く、長引く

ダウンタイムとして、術後から肌の赤みや他人にわからない程度の肌のざらつきを感じることがあります。赤みは3~4日、機器によっては1週間ぐらい続き、肌のざらつきも1週間ぐらい現れます。なかには腫れやかさぶたが発生することもあります。 また、出力に比例してダウンタイムや様々な症状も強くなり、長引くことが一般的です。点状出血も生じやすくなりますし、照射の密度が増せば増すほど赤みが長く残ります。

色素沈着を起こすことがある

https://image.tribeau.jp/uploads/image/file/2133/10049b37-893f-44f0-b551-a86a90f041da.jpg
日焼けした肌の方や元々日焼けをしやすい方、レーザーの照射出力を過度に高くしてしまった場合などは、一時的に色素沈着を起こす場合があります。 色素沈着を防ぐためには治療前後の紫外線予防が重要で、術後の紫外線カットは必須です。日焼けしてしまっている場合は、日焼けが治まるまで治療を待ったり、ハイドロキノンクリームなどで肌の色を元に戻したりしてから治療します。 さらに、摩擦も色素沈着の原因となるため、施術後の小さなかさぶたが気になって肌を擦ってしまうなどするのもNGで。施術後はお肌への刺激をなるべく減らすように注意しましょうましょう。 また、逆にシミや肌のメラニンが多い個所に照射した場合は色抜けを起こすこともあります。治療した部分はメラニンの少ない新しい肌になるため、その部分だけ白くなってしまったと感じます。

やけどすることがある

レーザーであけた穴の周囲は熱でダメージを受けるため、穴をあける密度やエネルギーの出力によってはやけどのような状態になる場合があります。 1回の施術で穴をあける部分を皮膚表面積の10%程度に抑え、高いエネルギーでも熱ダメージを抑えてくれる機器を利用することでリスクを下げることができるため、心配な方は事前にクリニックに相談するのがおすすめです。

肝斑が悪化する

https://image.tribeau.jp/uploads/image/file/2134/d1fc79e2-6f3e-4c1e-b6f4-e9b80d971f7f.jpg
肝斑とは、メラニン沈着によって起こる左右対称のシミのことです。頬から現れることが多く、女性ホルモンのバランスに影響を受けることが特徴です。 フラクショナルレーザーを日本に導入した当初は肝斑にも効果があると考えられていましたが、肉眼では確認できていなかった肝斑がレーザーを照射することで浮きあがったように目立ってしまったり、肝斑を悪化させてしまったりすることがあるため注意が必要です。

ニキビが悪化する

フラクショナルレーザーはニキビ跡改善に効果が期待できますが、レーザーの熱刺激によって皮脂腺が刺激され、皮脂の分泌が活発になってニキビが発生したり、悪化したりする可能性があります。ただ、これは一時的なものなので最終的には元に戻ることが一般的です。

赤ら顔が悪化する

赤ら顔は炎症やニキビ、肌質など様々な要因で肌自体が赤くなっている場合と血管が透けて見えている場合があります。特に血管が透けている場合などは、フラクショナルレーザーによって炎症が引き起こされ、血管が増殖することがあるため、治療を行うことでかえって悪化する場合もあります。

フラクショナルレーザーで後遺症や失敗に悩まないためのポイント

https://image.tribeau.jp/uploads/image/file/2131/568a89ef-fabb-4fa5-bef6-5f54aef28c18.jpg
フラクショナルレーザー治療で後悔しないためには、以下の点に注意をする必要があります。

悩みに合わせてレーザーを選ぶ

同じフラクショナルレーザー治療でも、レーザーの種類によって効果が変わります。例えば、ノンアブレイティブタイプの「モザイク」はニキビ跡や毛穴の縮小、たるみ、肌質改善などに効果が期待できますが、傷跡には適応外の場合があります。一方、アブレイティブタイプの「スマートサイド・ドット」はニキビ跡や毛穴の縮小、しわ、傷跡などに効果が期待できます。 そのため、治療を受けるクリニックで扱っているレーザーではどのような効果が期待できるのかを始めに理解しておきましょう。

誰が治療を行うのかも重要

レーザー治療は出力が弱すぎても効果が現れませんし、強すぎてもダウンタイムや副作用が強く出てしまいます。そのため、エステサロンや看護師による施術ではなく、経験のある医師が治療を行ってくれるクリニックを選び、肌に合った出力で照射してもらうことが大切です。

注意点やアフターケアについてしっかり理解する

https://image.tribeau.jp/uploads/image/file/2132/825f8782-1261-4cd4-bf1e-01ed3623f1fa.jpg
薬の服用歴や既往症によっては治療を行えない場合もあるので、事前カウンセリングでしっかりと禁忌事項についての説明を聞くようにしましょう。また、それ以外にも当日の過ごし方やアフターケアについても注意が必要ですので、後遺症に悩まされないためにも不安なことや不明なことは事前カウンセリングで確認をとることをおすすめします。

まとめ

利用したフラクショナルレーザーは肌に様々な効果をもたらすことが期待されますが、治療中の痛みや術後の後遺症、失敗などもある、リスクを伴う治療でもあります。少しでも安全に満足のいく結果を得るためには、しっかりと下調べしてからクリニック選びを行いましょう。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

関連記事

ユーザー口コミ

banner