症例解説土居先生｜脂肪の博士による脂肪豊胸を紹介♡

豊胸（脂肪注入）

更新日：2024/07/22

今回は、ルーチェクリニック銀座院の土居先生に、脂肪豊胸について取材しました。形成外科出身であり、脂肪の研究で博士号も取得しているなど、脂肪のスペシャリストである土居先生。注入方法やデザインのこだわりに加え、明るい人柄にも注目です◎

【ドクタープロフィール】土居健太郎先生

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ルーチェクリニック銀座院勤務。2014年、東京大学大学院にて脂肪の研究で博士号を取得。東京大学医学部附属病院の形成外科で美容領域についても学び、現在は脂肪吸引や脂肪豊胸、脂肪移植に注力。自然な美しさをモットーに、15年以上にわたって患者様と向き合い続けている。

曲線がポイント！なめらかで自然なバストを作るコツ

【症例紹介】コンデンスリッチ豊胸

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【リスク・副作用】凹凸、しこり、感染、痛み、むくみ、赤み、腫れ、内出血

トリビュー編集部

症例のこだわりを教えてください！

土居先生

まずは、左右差が無くなるよう、バストのバランスを意識しました。違和感のない形でサイズアップを希望されていたので、下方のバストのカーブは胴からはみ出るよう広めの曲線にしました。胴からバストがはみ出ることで、より自然にボリュームがあるように見えますよね。

トリビュー編集部

たしかに！脂肪はどの部位から注入しますか？

土居先生

脂肪は、ワキとバストの外側の2ヶ所から注入しています。

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トリビュー編集部

なぜ2ヶ所から注入するのですか？

土居先生

自然で美しいバストとは、下方に重心が来るしずく型だと考えています。ワキだけでなく、バストの外側からも入れることで曲線をデザインしやすいんですよ。

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トリビュー編集部

ふむふむ。美しいバストのポイントをもっと知りたいです！

ナチュラル美乳×ボリュームを叶える3つのこだわり

土居先生

私が特に重視している注入のこだわりは次の3つです！

内側だけではなく外側にも注入する
デコルテには注入しすぎない
柱を立てるように注入してボリューム感を出す

トリビュー編集部

それぞれ詳しく教えてください！まず、内側だけでなく外側にも入れるのはなぜですか？

土居先生

谷間を作るためには、内側に脂肪を入れることが大切です。しかし、内側だけに注入するとバストが外側を向いたり、筋肉質に見えたりすることがあります。

トリビュー編集部

なるほど〜。

土居先生

デコルテも、入れすぎると大胸筋のように見えてしまうんです。ですが、デコルテにボリュームを出せるのは脂肪豊胸のメリットです。そのため、デコルテに注入する際には、鎖骨から徐々にグラデーションにするイメージで注入していきます。いずれも曲線を意識していますね。

トリビュー編集部

曲線がポイントなんですね！では、3つ目の「柱を立てるように注入」とはどういうことでしょうか？

土居先生

脂肪注入というと、乳腺などの組織下で水平に注入するイメージを持つ方もいらっしゃいます。実際は、次の図のように、柱を立てるように注入することで、脂肪豊胸でもしっかりボリュームアップしています。

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土居先生

ボリュームを出すためには、バストを引っ張り上げながら注入するのがポイントです。

トリビュー編集部

注入方法のこだわりがよくわかりました！

しこりを防いで柔らかい触り心地に◎

トリビュー編集部

脂肪豊胸を選ぶ患者様には、触り心地の自然さにこだわりたい方も多いと思います。自然な触り心地にするために工夫していることはありますか？

土居先生

まず大切なポイントは、同じ部位にたくさん注入しないことです。たとえば、定着がいいからと皮下ばかりに注入すると硬くなってしまうので、満遍なく注入することを意識しています。

トリビュー編集部

ふむふむ。

土居先生

また、1ヶ所にたくさん注入するとしこりのリスクにつながるため、注意しながら施術を進めています。

トリビュー編集部

具体的にどのような対策をとっているのでしょうか？

土居先生

手作業では多少なりともムラが生まれてしまうため、当院では「スクリューインジェクター」を導入しています。

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土居先生

スクリューインジェクターとは、手元のハンドルをカチっと回すと一定量の脂肪が出る器具です。これを使って少しずつ注入することで、しこりのリスクを防いでいます。

トリビュー編集部

へえ〜！

土居先生

あとは、満遍なく注入するために抵抗感を意識していますね。

トリビュー編集部

抵抗感って何ですか？

土居先生

1度カニューレ（吸引や注入の器具）が通った場所は柔らかくなっています。反対に、通っていない場所は硬く、抵抗感があります。柔らかい部分に何度もカニューレを通すことのないよう、1回目の抵抗感や硬さを覚えておいて、それを感じる場所を探しながら注入していきます。

トリビュー編集部

ふむふむ。他にもありますか？

土居先生

もう1つ大切なのが、全体の注入量です。サイズアップを希望される方は「たくさん注入したい！」というご要望が多いです。しかし、患者様の体型やもともとのバストの大きさによって適切な量があります。目安は200〜300ccですね。入れすぎると脂肪が溢れてきたり、しこりや石灰化のリスクにつながったりするので注意が必要です。

トリビュー編集部

ただたくさん注入するのではなく、お一人おひとりに合った量を注入しているんですね！

質の良い脂肪で定着を高める！吸引技術に注目

トリビュー編集部

脂肪の定着を高めるために工夫していることはありますか？

土居先生

定着率アップには、脂肪の質がとても大切です。脂肪吸引の際に、ダメージがかかると質が悪くなり、定着率が下がってしまいます。ですから、脂肪へダメージをかけないように気をつけています。

トリビュー編集部

施術中にはどんな工夫をされているんですか？

土居先生

脂肪吸引は、チューリップ法という手作業で行ったり、機械を使用する際も出力を下げたりして、脂肪が壊れないよう優しく吸引しています。

トリビュー編集部

へぇ〜！

土居先生

より定着率を高めてサイズアップしたいという方には、2回に分けて吸引・注入をすることもありますよ。

トリビュー編集部

なぜ2回に分けるんですか？

土居先生

2回目のほうが定着率が良いんです。そのため、希望があればあえて2回目のために脂肪を残しておくこともあります。

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豊胸と同時にボディラインを美しく

トリビュー編集部

豊胸と一緒に太ももやお尻などもボディメイクできるのが脂肪豊胸の魅力ですよね。先生の脂肪吸引のこだわりを教えてください！

土居先生

皮膚の凹凸を防ぎつつ、見た目の変化をしっかり出すことです。体の脂肪は浅いところ、深いところに分かれていて、特に深い脂肪を減らすことにこだわりがあります。

トリビュー編集部

深い脂肪を減らすと、ボディラインにどのような変化が出ますか？

土居先生

いわゆるハミ肉のような、お尻や太ももなどについている余分な脂肪をスッキリさせることができ、ボディラインに大きな変化が出るんです。

トリビュー編集部

なるほど！深い脂肪を吸引するためにどんな工夫をしていますか？

土居先生

深い脂肪にしっかりアプローチするため、手作業で吸引して吸引圧を低めています。また、吸引圧を低めることで、浅い脂肪の取りすぎによる皮膚の凹凸リスクも軽減できます。

トリビュー編集部

へー！脂肪吸引のデザインで力を入れている部位はありますか？

土居先生

特にお尻のデザインにこだわりがありますね。豊胸施術を受ける方は、フェミニンなボディラインを希望される傾向があります。美しい曲線のシルエットを作るためには、バストに加えてお尻もポイントの1つです。

トリビュー編集部

どのように吸引するのでしょうか？

土居先生

太ももの外側と腰の脂肪を吸引します。お尻自体の脂肪を減らすというより、お尻の範囲を削るイメージですね。これにより、丸くヒップアップして見えるため、より綺麗な曲線に仕上がります。

トリビュー編集部

お尻の形には、太ももや腰のラインも関わっているんですね！

形成外科出身×医学博士の実力派

トリビュー編集部

先生は形成外科出身だそうですね。形成外科での経験は、どのような部分に活きていますか？

土居先生

脂肪豊胸では、注入した脂肪に血管が伸びていって定着するのですが、形成外科でも血管と血流の重要性は学んできました。そのため、脂肪を注入するだけでなく、「副乳を取る」「二の腕を細くする」など隣接した部分のバランスを整えたり、血流が重要な乳頭縮小にも対応したりと、バストをトータルで美しくできるのが強みだと思っています。

トリビュー編集部

全体的な美しさまで考えてくれるんですね！

土居先生

また、形成外科での経験から、乳頭は細菌が増殖しやすく、傷があると感染リスクが高まることがわかっています。そのため、基本的にニップルシールドでカバーをしてから施術を行っています。

トリビュー編集部

細かな部分まで注意しているんですね！

土居先生

そうですね。他にも、施術中に手袋をこまめに変えたり、都度消毒をしたり、基本の積み重ねが合併症リスクの低減につながると考えています。

トリビュー編集部

また、先生は東京大学で脂肪の研究で博士号を取得したとか。

土居先生

そうなんです。脂肪について重点的に研究してきたからこそ、注入技法の重要性や背景まで考えて施術に取り組めていると思います。些細なことも怠らずに徹底できているのは、形成外科での経験や研究によって身に染みているからかもしれません。

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熟練の技術力とデザイン性で理想のバストへ

トリビュー編集部

患者様と日々関わる中で、大切にしていることはありますか？

土居先生

親身になって向き合うことはもちろんですが、カウンセリング時に、患者様の細かな要望を1枚の紙にまとめています。また、その紙を当日も一緒に確認してから施術に進むことで、漏れなく理想を叶えられるよう努めています。

トリビュー編集部

要望がドクターに伝わっているとわかると納得して施術に臨めそうですね！最後に、脂肪豊胸を検討しているトリビューユーザーの皆さんに向けてメッセージをお願いします！

土居先生

脂肪豊胸は、自然なサイズアップを望む方にはぴったりな方法だと考えています。ドクターによって「美しいバスト」の考えは異なるので、症例を見て自分の理想と近いドクターを選ぶと良いでしょう。このインタビューや症例写真から興味をもっていただけたら、理想を叶えられるよう尽力いたしますので、ぜひ当院にお任せください！