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しっかり変化グラマラス含む全方向目切開エターナル美容クリニック / 女性


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45 days after imageDAY 45
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DAY 45




施術の内容
施術の説明
目をとにかく大きくしたいとのこと。二重切開と目頭切開で平行型のラインとし、眼瞼下垂手術で目の開きを上げて、タレ目形成で外側にも下側にもしっかり白目を拡大し、タレ目というよりも丸い大きな目を目標としました。 1ヶ月半後 丸いとても大きな目になりました あえて若干下三白眼にしておりそれは必ずしも欠点とも言えず魅力的な要素にもなりうるのですが、大きめのカラコンをいれればこのように下三白眼ではなくなります とても可愛らしい目元に仕上がったかと思います。 さて、ここからが症例の細かな分析をしていきます。特に眼瞼下垂手術、タレ目形成を行う場合の術前後の黒目の位置の変化について解説し、両方行う場合の注意点について考察していければと思います。 まず眼瞼下垂手術を行うと黒目の位置が変わることがあります。眼瞼下垂の方は下三白眼であることが多く目の開きが悪いことと合わさって目つきが悪く見えてしまうのがお悩みの方も多いのではないでしょうか。これは以下のように説明されます。 目の開きが低下すると目を開く筋肉である上眼瞼瞼挙筋に慢性的に力が入るようになります。それに伴い発生学的に共通する上直筋も緊張が加わわります。上直筋が緊張すると目が上転してしまうため、カウンターとして下直筋に力が加わり目が奥に押し込まれるような力が加わります。その結果ロックウッド靱帯という繊維を乗り越えることで眼球が後上方へ移動し、下三白眼を呈するようになります。眼瞼下垂手術を行うとこれらの状態が改善されるため眼球の前下方移動が生じ、下三白眼が改善されることになります。ただこれはあくまでも傾向であり、下三白眼を狙って改善できるほどの精度はなく、術後どれくらい黒目の位置が下に下がるかは誰にも分かりません。また術直後の黒目の位置と完成形の黒目の位置も同じとは限りません。 一方、グラマラスラインを行うと術中や術後しばらく黒目が上を向くことがあります。これには様々な原因が考えられます。一つは静脈麻酔中黒目の位置は頻繁に変わりうる(寝ている間に白目を向いていることがあるのと同様です)ため、単にその影響をみている(タレ目形成の調整の際、一度静脈麻酔から覚醒させた方が望ましい理由の1つとなります。) もう一つはタレ目形成で長さを調節するCPF(上眼瞼の挙筋腱膜に相当)は解剖学的に下直筋と近接しております。CPFに局所麻酔を打ったり、手術操作によりCPFに力が加わると、下直筋にも局所麻酔が効いたり、牽引され動きが鈍る可能性があります。これにより下直筋の動きが悪くなりますが、下直筋は目を下に向ける筋肉であるため麻痺すると眼球が上転してしまいます。この程度が左右対称とは限らないため、タレ目形成の手術中や術後しばらく黒目の高さの位置の左右差が目立つ場合があります。黒目の位置が左右異なると、下瞼の下がり加減がある程度対称であったとしても全体的に左右差が際立って見える場合もあります。下直筋の麻痺はほとんどの場合一時的であるため、術後1週間以内におよそ黒目の位置は揃う場合がほとんどなのですが、術中黒目の高さの左右差が出る場合、下瞼の形の正確な調整が難しくなります。 この前提を考えて、眼瞼下垂手術とタレ目形成を行う場合どのように気をつければよいでしょうか。 まず眼瞼下垂手術を行うと黒目の位置が下に下がることが多いもののその程度は正確には分かりません。そしてグラマラスに術中に黒目の位置が上に上がる場合がありますがその程度も正確には分かりません。つまりタレ目の形の調整を行う上で、黒目の位置は絶対的なメルクマールにはできないので、別の方位磁針を持っていなければ何を基準にどれだけ変化させていいのかよく分からない状況に陥りやすいです。私の場合、下瞼手術の大きなメルクマールとしているのが目頭の位置です。目尻靱帯移動で目尻の位置は変わる、黒目の位置は術中の状況次第で変わる、この中で最も不動かつ方位磁針として有用なのが目頭だと思っているからです。もう一つは術中あるいは術後の覚醒時での全体的な印象、これらを総合的に判断して仕上げていくことになります。 本症例の場合、元々黒目の高さに左右差があり左の方が上にあります。これは骨格的なものとも言えるかもしれませんし、目の開きが左の方がやや悪いため左の方が眼瞼下垂の症状で眼球が上がっていると判断できるかもしれません。いずれにせよ眼瞼下垂とグラマラスを行う場合術後の黒目の位置の変化を正確に予測することはできないのですが、術前に黒目の位置の高さや開瞼の左右差などの情報はインプットしておく必要があるでしょう。その上で全体イメージを捉えつつ、定まらない黒目の位置に惑わされず下瞼の形を決めていくことが重要と考えます。
費用
通常価格160万円
副作用・リスク
左右差、後戻り、理想との相違など
担当ドクター・施術者のコメント
まとめ ①眼瞼下垂術後黒目の位置が変化する場合がありますがその程度を正確に予測することは不可能です。 ②タレ目形成の術中に黒目が上を向くことがありますがこの程度が左右対称でない場合があります。 ③眼瞼下垂、タレ目形成の術中に黒目の位置は左右独立して変動しうるため黒目の位置は、タレ目形成の調整における絶対的メルクマールにはできないと思います。 ④これらの手術で動かない不動点として目頭との位置関係は有用なメルクマールになりうるのと、最終的には全体の状況を俯瞰することが左右差を最小化する方法であると考えます。

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