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ヒアルロン酸注入の失敗例とは?失敗した時の対処法と回避法

ヒアルロン酸はもともと私たちの体内に存在する成分で、水分を保持する働きを持っていますが、年齢を重ねるにしたがって減少し、しわやたるみの原因になると考えられています。そこで、注射でヒアルロン酸を補充してハリ不足を改善しようというのが、ヒアルロン酸注入です。 透明なジェル状のヒアルロン酸を注入することで、しわなどが改善されるほか、涙袋やぷっくりとした唇なども手に入れられます。ただし、失敗がないわけではありません。そこで、どのような失敗例があるのか、どう対処したらいいのかなどを詳しく解説します。

久保田 なお医師

この記事の監修者:久保田 なお

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美容皮膚科・美容外科医として、医療行為として美を提供しています。美容など女性の悩みに関して相談にのっています。

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ヒアルロン酸注入の失敗例

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ヒアルロン酸注入には、次のような失敗が起こる可能性があります。失敗の原因も併せて解説しますが、医師の技術によるところもあるので、カウンセリングを受けて納得したうえで施術を受けることが大切です。

触ると硬さを感じる

注入したヒアルロン酸が部位や肌に合っていないと、硬さを感じてしまうことがあります。ただし、注入用のヒアルロン酸には多くの種類があり、それぞれに粒子や粘度が違うので、医師が施術する部位や肌にふさわしい注入剤を選ぶことで回避が可能です。

しこりができる

ごくまれですが、虫刺されのようなボコボコや細長い帯状、水膨れのようにブヨブヨとしたしこりが現れることがあります。これは吸収されにくい粒子の大きなヒアルロン酸を注入したことや、皮膚の浅い部分に注入してしまったことが原因と考えられるため、使用するヒアルロン酸の素材や医師の技術によるところがあります。

顔全体がむくんで見える

ヒアルロン酸注入後に顔が腫れたようにパンパンな状態になることがあります。これは、注入量が多すぎたことが原因と考えられます。医師の技術不足や皮膚・筋肉の厚みを見誤ってしまうとまれに起こることがあります。注入後の修正は可能ですが、ヒアルロン酸は時間とともに吸収されるため、自然と改善されていきます。

笑うと注入した場所が目立つ

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笑顔を作る時には表情筋が動きます。未熟な医師が施術すると、この表情筋の動きを計算に入れずに注入してしまうことがあり、笑った際に不自然になることがあります。顔の動きはひとりひとり違うので、カウンセリングの段階で表情の特徴をよく理解してくれる医師を選ぶことをおすすめします。

注入した部分の色が違う

ヒアルロン酸の特徴のひとつに、太陽光に反射すると青く見えてしまう「チンダル現象」があります。そのため、もともと皮膚が薄い方や目の下のような皮膚が薄い部分にヒアルロン酸を注入すると、肌が青く見えてしまうことがあるのです。経験の豊富な医師であれば注入する深さも考えてくれると思いますが、もしチンダル現象が起きても、たいていは徐々に吸収されて目立たなくなります。

内出血が起きる

ヒアルロン酸を注入する際に毛細血管が損傷することで、内出血が起こることがあります。数日でおさまることが一般的ですが、顔の目立つ場所にできると気になることもあるでしょう。 内出血は、注入時の緊張による筋肉のこわばりや、不慣れな医師が注入をすることで起きるリスクが高まるため、経験豊富な医師のもと、リラックスした状態で施術を受けられるとよいでしょう。

皮膚に感染、壊死が起こる

非常にまれなことですが、ヒアルロン酸注入時に細菌が皮膚に侵入して感染症を引き起こすことがあります。抗生物質で治療ができますが、糖尿病の方や免疫力が低い方は注意が必要です。また、ヒアルロン酸によって血管が詰まり、皮膚が壊死してしまう可能性もあります。血管が詰まりやすい場所は限定的なので、医師の経験と知識によって失敗の可能性も小さくなるでしょう。また、体調不良や持病などがある方は事前に医師に相談しておきましょう。

ヒアルロン酸注入に失敗したと思った時の対処法

もしもヒアルロン酸の注入をして失敗してしまった時は、修正治療が可能です。ひとつは注入してしまったヒアルロン酸を分解する、ヒアルロニダーゼという酵素を注入する方法です。おおよそ2日ほどでヒアルロン酸注入前の状態に戻ります。 また、ヒアルロン酸を追加で注入して、しこりなどのある肌をなめらかに修正する方法もあります。どちらも簡単な施術ではないので、医師としっかりとカウンセリングを行うことが大切です。

ヒアルロン酸注入で失敗しないための注意点

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ヒアルロン酸注入を失敗しないためには、気を付けたいことが2つあります。クリニック選びも大切ですが、以下の点にも目を向けてみましょう。

施術後の過ごし方

ヒアルロン酸注入後は大きな傷跡もないため、当日でもメイクは可能です。ただ、激しい運動や飲酒は避けたいものです。特にアルコールはむくみを生じさせることがあるため、術後2~3日は飲酒しないようにしましょう。また、ヒアルロン酸を注入した部位はデリケートなので、刺激を与えないようにしてください。洗顔やクレンジングなどには特に注意が必要です。

ヒアルロン酸の種類や注入量に注意する

ヒアルロン酸には実に多くの種類があります。それぞれに効果が持続する期間も違い、短いものでは数か月、長いものでは2年程度とまちまちです。また、適した部位も種類ごとに異なるので、過剰注入になってしまったり、複数回注入するうちに失敗してしまう可能性もないとはいえません。どのようなヒアルロン酸を使って施術するのかも確認しておくといいでしょう。

まとめ

ヒアルロン酸注入は気になるところをすぐに改善できるところは魅力的ですが、副作用などのリスクもわずかながら生じます。失敗しても修正が可能な場合もありますが、まずは実績のある信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。さらに、クリニックで使っているヒアルロン酸の種類や施術後の過ごし方に注意してみると、失敗のリスクも減らせそうです。

ご注意術式や変化の度合いに応じて効果、ダウンタイム期間には個人差があります。
また、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報がある場合には、ご指摘いただけますと幸いです。運営で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

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