全切開＋眼瞼下垂修正＋真皮脂肪移植による窪み目修正エターナル美容クリニック / 女性

目の上の窪みが気になるとのこと。心臓病の既往があり抗血栓薬内服中でした。内科の先生からは3日程薬を止めて良いとのことであったので、3日間抗血栓薬を止めて手術を行いました。抗血栓薬を内服中であると出血しやすいため手術難易度は跳ね上がりますが、大きな問題はありません。休薬できない方の目切開も今まで多数行ってきているためご安心ください。 さて、目の上の窪みに関しては原因に応じて様々な対応が考えられるのですが、本症例の場合は経年による眼瞼下垂に伴う眉毛挙上に加えて、眼窩脂肪の下垂による上瞼のボリューム減少の２つが主な原因と考えられました。前者を治す上で眼瞼下垂手術が必要となるため、その際に直視下で脂肪が不足している箇所に真皮脂肪移植を行うこととしました。真皮脂肪はあらゆる箇所から採取可能ですが、今回は傷が問題となりにくい鼠蹊部から採取しました。メカニズムから考えると、眼窩脂肪が不足している分眼窩脂肪の先端に真皮脂肪を移植すればよいと考えられますが今回の場合それでは不十分です。窪みの箇所がかなり上方（眼窩と眼球の境界)あたりであるため、眼輪筋下を眉下まで広範囲に剥離し窪みの箇所のROOF膜上に真皮脂肪を移植しました。 まだ術後1週間ですが正確な位置に移植できていると思います。あとは定着を祈るのみです。 目の上の窪みの治療法は様々ですが、眼瞼下垂手術、真皮脂肪移植、脂肪移動など様々な技術を要する場合が多いため、切開法のエキスパートでなければ太刀打ちできません。二重埋没法やヒアルロン酸注入など切らない治療は逃げの選択肢である場合がほとんどなので、切らない治療を安易に選ぶのではなく切れる医師の診察をまず受けていただくことを推奨します。

通常価格90万円

左右差、ぼこつき、理想と異なるなど