田中 亜希子

片側3本ずつ合計6本のテスリフトソフトをあきこ式(R)で注入致しました。 テスリフトソフトは、PDO(ポリジオキサノン)製の糸で、とげとげの周りに細いメッシュがついていて、非常に引き上げ力も良く、コラーゲン生成の促進も素晴らしく、時間が経過してからの脂肪萎縮作用も素晴らしいという「一粒で三度美味しい」糸なのです。今私が最も気に入っていて、たくさん施術を行っているスレッドです。もちろん私の顔にも入っていて、2019年の12月に10本、2020年の3月に6本、2021年の6月に6本入れています。

鼻翼の大きさが右(向かって左)＜左(向かって右)なので、右はMAX3㎜、左はMAX5㎜の切除幅で鼻の下と粘膜側を切除するいわゆる内側法にて小鼻縮小を行いました。 女性にとって鼻は凄く格好良い必要はありません。お顔の中で主張せず悪目立ちしないのが理想です。鼻翼は目と目の間に収まっているのが理想です。人によっては鼻翼の外側まで切る必要がありますが、ほとんどの方は鼻の下側と粘膜側を切るだけでかなり改善することが出来ます。

二重は9㎜幅でROOFと眼窩脂肪をしっかりと取り、眼輪筋と挙筋腱膜を固定して重瞼作成し、目頭切開は一辺2㎜の内田法変法で行いました。 二重切開法は5日～1週間は糸が付き、それを抜糸しに来て頂く必要があります。大きな腫れと内出血は10日～2週間程度で引いてきますが、その後に傷跡の硬さと赤味・目を開いた時の二重の線の強い食い込みが出てきます。これらが全て自然な状態になるのに概ね3ヶ月程度のお時間がかかります。女性の場合はメイクや眼鏡でカバーする方が多いです。

患者様は10代の女性です。普段アイプチで作っているようなミックス型の二重をご希望でしたのでアイプチのラインで2点留めシングルノット法をあきこ式（R)で行いました。 「二重埋没法なんてどこでやっても同じ」だと思っている方が多いと思いますが、実はどのドクターが行うかによってデザイン・腫れ・最終的な仕上がりはかなり変わってきます。術前のカウンセリングでシミュレーションを行いますが、この時点で希望通りのラインが出せないようであれば、そこでは手術を行わないほうが良いです。 　また、そのドクターが美容外科医として何年くらいのキャリアなのか?埋没法は何例行ってきたのか?美的センスは自分と合うのか？といったところが大事になってきます。ちなみに私は20年以上美容外科医をやっていて、埋没法の症例件数は1万例以上です。どこで埋没を受けるのか迷っている方は、是非私にお任せ下さい。

経結膜脱脂術は手術自体は難しくはありませんが、過不足なく丁度よく脂肪を取ることが難しい手術です。取り過ぎてしまうと凹んでしまいますし、取り足らないと改善しないのです。内側・真ん中・外側の3つの部分から満遍なく丁度良く取ることが必要なのですが、外側を取り残してしまっているケースをよくお見かけします。 　当院では術後3日間はテーピングすることを推奨していますが、テーピングをしっかりして頂くと3日後にテープを取った時にはそれほどひどい内出血は出ないことが多いです。テーピングが出来ないとかなり腫れと内出血が出てしまい、引くのに10日～2週間位かかってしまいますので、きちんと3日間のダウンタイム期間が取れる時に手術をお受け頂くことをお勧めします。

目尻切開は手術適応のある方とない方がいらして、こればっかりは写真では判定が出来ません。直接目尻を見せて頂き、ポケットの深さ(白目までの粘膜の長さ)を見せて頂いて、粘膜側を2ミリ以上切ることが出来る場合に適応ありだと考えています。目尻切開は、内出血が出なければかなりダウンタイムの短い手術なのですが、局所麻酔薬を注射しただけで内出血が出てしまうこともあり、その場合は赤紫の内出血の色が徐々に黄色くなり肌色に戻るまでに10日～2週間くらいかかってしまうこともあります。手術をお受け頂く時は、大事なご予定がしばらく入っていない時がよろしいかと思います。 　私の術式は、皮膚を切り取るということはしなくて、皮膚は切開をするのみです。靭帯処理をしっかりと行うことで後戻りの予防をしておりますので、「目尻切開ってすぐに元に戻っちゃうんでしょ？」という心配はありません。

テスリフトの鼻用の糸では、鼻筋を通したり鼻を高くしたり鼻先を細くしたり鼻翼を小さくすることができ、お顔用のテスリフト同様にコグの周りに細いメッシュの足場がついているため、足場にまでコラーゲン生成が促され、PDO(ポリジオキサノン)の素材を使用しながらも、効果の持続期間が約2年と長く、最終的には糸は全て溶けて吸収されてしまいますので異物が残らず安心です。

　顎へのヒアルロン酸注入により、お口元にエレガントさが出ます。 　顎をシャープに前に出したいというご要望で、クレヴィエル・コントゥアーを0.45mlあきこ式(R)で注入致しました。

クレヴィエルボリュームの3つの特性は、 ✅トリプル架橋技術により少ないBDDE(架橋剤)で製造されており、安全性が高く持続力に優れている ✅へこみやボリュームロスの改善、ボリュームを出したい部位に注入することに適している ✅適度な粘性と凝集性により、注入直後もデザイン力が高く形成しやすい注入剤